FSコーチング講座 39
FSコーチングを通して感じる心情文化への可能性

ファミリーサポートコーチング講座

　「ファミリーサポート（FS）コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
　毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第39回 FSコーチングを通して感じる心情文化への可能性

ナビゲーター：西森 響
監修：阿部 美樹（伝道教育局）

　今回は、FSコーチングのセッションを受けた50代男性の感想をお届けします。

カウンセリングを自学する限界
　教育関係の仕事をしていたこともあって、30数年前に社会に出てからずっとカウンセリングやコーチングの勉強をしたいと思い、書籍を購入して自学したりしていましたが、実際にそれを使うとなるとなかなかできないことを感じながら今日に至りました。

FSコーチングの確かな効力
　FSコーチング参加の機会を得て、最初は観覧席（発言せずに視聴するだけ）での参加で、その立場で他のかたのコーチ、クライアント実習を見ていると、「色としてはどういう色？ 形は？ 大きさは？ 温度は？」とか、ご本人の課題と思っていることと願っている状態とのその抽象的なイメージを「合わせたり、中に入れたりすることはできますか？」といったやりとりの内容が不思議でした。

　これまでかじったカウンセリングなどの内容と全く違うことに戸惑いはありましたが、クライアント体験をされるかたの課題が小さくなったり、解消されたりしていくこと、または目標達成に確信が持てるようになる様子を見て、確かな効力を感じました。

クライアントは天の父母様の子女
　それまで、このコーチングで主に扱うNLP（神経言語プログラミング）のことをよく知らなくて、上述のような不思議さを感じたわけですが、学んでみると、とても創造原理的だと感じます。
　「誰もが自分で答えを見つけ出す力があり、誰もがパーフェクトな存在であり、限りない可能性を持っている」というコーチの基本的スタンスは、”クライアントは天の父母様（神様）の子女”と同様の意味を持つと思います。

堕落性本性を元に還していける
　また、長所と欠点（分かりやすく表現すれば）を陽陰と捉え、それを統合するというスキルがあり、堕落性も「陰」として、「陽」である創造本性と統合するのです。
　これを聞いてふと浮かんだ『原理講論』の内容を確認してみると、「このような嫉妬心は、創造本性から誘発されるところの、不可避的な副産物であり、それはちょうど、光によって生ずる、物体の影のようなものであるといえよう」（122ページ）とあります。
　堕落性本性は、そもそも創造本性であったので、コーチングの統合によって元に還（かえ）していくことができるという新たな気付きがありました。

天一国主人となる
　天一国時代に私たちに必要な姿勢は、不足な部分、堕落性を見つめ、それを脱ぐことにもがく以上に、天の父母様の与えられた創造本性をいかに発揮し、喜びと希望的な日々を送りながら天寶（てんぽう）となっていくかということだと思います。
　このFSコーチングを通して、自分自身がそのような天一国主人となるとともに、家族、兄弟姉妹をそのように導いてあげることができると思います。

速く達成感に至ることができる
　さらに家庭連合の教会員ならではの最大の利点だと感じることは、自身の中にある答えをみ言を通して導き出しやすいということであり、天の父母様と勝利された天地人真の父母様（文鮮明・韓鶴子総裁夫妻）が背後にいらっしゃるので、全てのゴールに対して達成できるのがとても速いということです。
　このことは伝道対象者が家庭連合においてみ言を学び、信仰を深める意義にもなろうかと思います。

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　次回は、FSコーチングのセッションを受けた30代男性の感想をお届けします。

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