2021.09.13 17:00
コラム・週刊Blessed Life 183
日本が変わりアジアが変わり世界が変わる時代に入った!
新海 一朗
コロナ禍の中で世界はどんどん悪くなり、イータ株やカッパ株などの変異株にさらされながら、新型コロナウイルスは人類を苦しめ続けるだろうという予測を語る人もあり、もうすぐに来る2022年度も決して楽観できない状況にあります。
それ故に、新型コロナに対しては引き続いて対応していかなければならないのはもちろんですが、この新型コロナを、聖書にある「前兆」という観点から見ていくと、新型コロナを通して、神は何かを人類に教えようとしていると見ることができます。
「また大きな地震があり、あちこちに疫病(えきびょう)やききんが起(おこ)り、恐(おそ)ろしいことや天からの物(もの)すごい前兆(ぜんちょう)があるであろう」(ルカによる福音書 第21章11節)
このように、「世の終わり」、すなわち、「終末時代」とか「再臨時代」と呼ばれるときが来ると、「疫病が起こる」とはっきり述べているのが、聖書です。
新型コロナ発生の「場所」や「原因」は、それが明確であれば、コロナは「人災」である、あるいは「人類の愚かさ」の証明であると言って構わないかもしれません。
しかし新型コロナ発生の「場所」や「原因」が複合的で、もう一歩明確にできない場合、新型コロナは「天災」かもしれない、あるいは「天の警告」であるかもしれないと、少しコロナ禍の現象の解釈に対して、人災説を離れる必要が生じるでしょう。
聖書の観点に立てば、「疫病」=「世の終わり」となり、新型コロナのパンデミックは「古い世が終わり、新しい世が始まる」サインであると、思い切り、見方を変えなければならなくなります。
では、どのように考えなければならないのか。
新型コロナの世界的な感染爆発によって、民主主義世界はもちろん、共産主義世界(全体主義世界)もまた、苦しんでいることは確かです。どちらか一方だけが被害を受けて、もう一方はほとんど被害がないとなれば話は別ですが、世界全体が苦しむ状況が生まれているわけです。
このことの意味は、民主主義世界(アメリカ、ヨーロッパ、日本など)も変わらなければならない時が来ており、同時に、共産主義世界(中国、北朝鮮、ロシア=共産主義の名残をとどめている)も変わらなければならない時を迎えているということです。
コロナ禍を通して、人類全体が心から目覚め、本質的に変わらなければならないとすれば、今、起きている世界的な苦しみは神に回帰する人類の覚醒過程の中で起きている出来事であり、“産みの苦しみ”なのだと理解しなければなりません。
このように確信したとき、「日本は変わる」「アジアは変わる」「世界は変わる」と、大変革の希望を心から語ることができるのです。今はそういう時です。
アメリカや日本のトップリーダーたちが神の前に謙虚になり、真の平和の世界をつくることを宣言しなければなりません。朝鮮半島における南北分断の悲劇、これを平和統一、自由統一へと導かなければなりません。
変わらないものはありません。その時が来れば必ず変わるのです。変化が起きるのです。ですから、希望の前進が必要です。