心安らぐ清らかな音色~癒やしのオルゴール聖歌
第20回「園の春

 清らかな聖歌がオルゴール風にアレンジされました。
 祈祷用、睡眠用、作業用BGMにはもちろん、心を落ち着かせたいときや疲れたとき、胎教にもぴったりなコンテンツです。

 今回の曲目は、聖歌第二部4番「園の春」です。

 無声映画時代に監督や弁士(解説家)として活躍し、韓国最初の大衆歌謡といわれる「カンナムダル(落花流水)」をつくった音楽家でもある金曙汀(キム・ソジョン)氏によって作られた曲です。

 韓国の大衆歌謡として長く愛されており、原題は「春の歌を歌おう」といいます。

 1930年、日帝下の韓半島で、春を待つ心情で作られました。
 新しい春の喜びと希望を歌った曲で、子供から大人まで多くの人に愛されてきました。

 一般の曲ですが、世界平和統一家庭連合では1946年頃から歌われるようになったそうです。

 メロディーが非常に美しく、大衆歌謡でありながら準聖歌のような雰囲気のある一曲です。

(参照:『成約聖歌 その意味と由来』)

 日帝下の韓半島で、春を待つ心情で作られた曲……そのような苦悩の中で作られたとは想像もつかないほど、新しい春の喜びと希望を感じさせてくれるメロディーです。

 明るい未来を信じ、立ち上がり続けたかたがたの心情が背景であるということ。そして春の希望を感じる曲調から、今回の花の画像は「ペンタス」を選びました。

 ペンタスの花言葉は「希望がかなう」「願い事」です。そして春らしいピンクの花が複数集まって咲く様子は、この歌詞の中の「すべて来り踊り 春を歌おう」を連想させます。

 また今回は、希望の土台に尊い涙があったことを象徴し、花の下で静かに輝くエフェクトを使用いたしました。

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画像素材:PIXTA