シリーズ聖歌

 世界平和統一家庭連合の「聖歌」を、第一部1番から順にご紹介してまいります。

 今回は、聖歌の第一部15番「我は供物」をお届けします。

 この聖歌は、復帰摂理を導いてこられた神様の切ない事情と心情を深く理解したときに生まれた、信仰告白の歌です。
 涙の中から、「われ今知る すべてを知る」というこの最初の歌詞が、祈りのように出てきたのです。

 劉孝元(ユ・ヒョウウォン)統一教会初代協会長のいとこに当たる、劉孝敏(ヒョウミン)さんによって作詞作曲されました。
 真のお父様の説教に強い感銘を受け、神様の思いと涙を感じながら、「深く静まった心で作っていった聖歌」です。

 この聖歌を劉孝敏さんが作ったのは、1950年代後半のことです。

 1956年から57年頃、真のお父様が涙とともに語られた説教に、劉孝敏さんは深く感動しました。復帰摂理を導いてこられた神様のお心を、「祭壇と祭物」という内容で話され、私と共に死の場を超えてくれないかと訴えられた説教でした。

 劉孝敏さんは、真のお父様のその説教に心を深く動かされ、涙と共に数日を過ごしました。神の摂理の途方もない忍耐が何のためだったのかを思い、またそれを語ることもできず、言葉なく泣かれる神の涙を知ったのです。

 そのとき、「神よ、あなたの切実なる思いを、私は今、知りました!」という思いがほとばしったのです。
 そのように、心の深い所で天と交流しながら、祈りのうちに、一つ一つの言葉と曲が与えられていったので、この聖歌は「霊歌に近い」と劉孝敏さんは言われました。

 祈りは徐々に決意に変わっていきました。“私は祭物だ、この身はどうなったとしても感謝である”という思いが、聖歌「我は供物」として結実したのです。

 原題は「われは祭物」です。復帰歴史を学んで初めて、この題に込められた意味が分かるのではないでしょうか。

(『世界家庭』20214月号「続・聖歌のめぐみ」6064ページより一部抜粋)

 真のお父様が涙とともに語られた説教の内容や、劉孝敏さんによる詞の解説など、さらに詳しい内容はぜひ『世界家庭』20214月号でお読みください。購読はコチラから!


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