私の心の中にいる神様 77
「お便り&コメント」シリーズ⑧
発達障害の夫と心を通い合わせるには?

 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、本然の自分を取り戻していくことができます。
 今回は、「自己牧会プログラム」事務局に寄せられたお便りと、それに対する同事務局からのコメントをご紹介しましょう!

 国際祝福を受け、家庭を出発して20年以上になります。
 最近、夫(50代)に発達障害があることが分かりました。身体的障害ではないため、長い間気が付きませんでした。違和感を覚えながらも、文化や言葉の違いの故だろうと自分に言い聞かせてきました。
 夫にはもちろん、喜怒哀楽の感情はありますが、相手の心情を考えるとか、計画性を持って何かをするということが全くできません。
 そんな夫と心を通い合わせることができず、苦しい毎日です。どうしたらいいでしょうか。
(女性 50代)

 夫婦で情を通い合わせるのが難しい状況にあり、ご苦労が多かったことと思います。

 相手の不足な点だけに囚(とら)われて、そのことだけをずっと考えていると、「私はなんて大変なんだろう」「どうしてこうなってしまったのだろう」と、苦しみ続けることになります。苦しみしか見えなくなります。

 ですから、まずはご主人を否定することをやめましょう。
 どんな人も神の子であり、唯一無二の価値を持った存在です。そんなご主人の本性を見詰め続けてください。当たり前のことができなくても、「それでいいんだ」と受け入れてみてください。
 いったん受け入れると、それまで気付かなかった神様の愛、人からの配慮、恵まれていることが見えてくると思います。

 真のお父様のマッチングは、極と極を組み合わせるといいます。
 「どういう相対が来たら、この人が幸せになるか」
 「どういう子供が生まれるか」
 「どういう組み合わせになれば、互いに長生きできるか」
 そういう観点で選ばれている相手です。

 ですから、年数がたつに従い、
 「この人が自分の代わりに、家系の因縁を背負ってくれているのだな」
 「ああ、この相対を通して守られてきたんだな」
 こういうことが分かってくるはずです。人生の終盤に至れば至るほど、それが見えてきます。

 あなたは神様に愛されているし、ご主人も同じです。それをずっと感謝し続けることです。感謝できれば、共に喜び合ったり、笑い合ったりすることが、少しずつ増えていきますよ。そのようにして生きていきましょう。

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 次回(7月17日)は、「夫を牧会してくれた良心」をお届けします。


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