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統一原理127のポイント 120
三権分立の原理的意義を説明してください

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、「統一原理127のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第五章 メシヤ再降臨準備時代

119 三権分立の原理的意義を説明してください。(『原理講論』、530〜532ページ)

 三権分立思想は、絶対主義の政治体制によって、国家の権力が特定の個人や機関に集中するのを分散させるために啓蒙思想派のモンテスキューによって提唱され、フランス革命のとき「人権宣言」の宣布により実現されました。この三権分立は元来、天の側で成し遂げようとした理想社会の構造でしたが、サタン側が先に非原理的な原理型として成し遂げたのです。

 創造原理によると、被造世界は完成した人間一人の構造を基本として創造されているので、理想社会も完成した人間一人の構造と機能に似ています。肺臓と心臓と胃腸が、末梢神経を通じて伝達される頭脳の命令に従って、お互いに衝突することなく円満な授受の作用を維持しているように、この三臓器に該当する理想社会の立法、司法、行政の三機関も、政党に該当するキリストを中心とする信徒たちを通じて伝達される神の命令によって、お互いに原理的な授受の関係を結ばなければなりません。

 長い歴史の期間を通じて政治体制が変遷してきたのは、堕落社会が、復帰摂理によって、完成した人間一人の構造と機能に似た理想社会へと復帰されてゆくからです。今日の民主主義政体は、三権に分立されていますが、政党は神のみ旨を知らず、憲法が神のみ言(ことば)から成り立っていないので、立法、司法、行政の三機関は、あたかも神経系統が切れて、頭脳から来る命令に感応できなくなった三臓器のように相互間の調和と秩序を失い、対立し、衝突しています。ゆえに、再臨理想の目的は、イエスが降臨することにより、現在の政治体制に完全な中枢神経を結び、神のみ旨を中心とした本然の機能を完全に発揮させようとするところにあるのです。

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 次回(7月11日)は、「文芸復興に伴う宗教・政治における三次の革命に関して簡潔に説明してください」をお届けします。