シリーズ聖歌

 世界平和統一家庭連合の「聖歌」を、第一部1番から順にご紹介してまいります。

 今回は、聖歌の第一部9番「朝日に輝く」をお届けします。

 統一教会(現・家庭連合)で修練会は、いつから行われてきたのでしょうか。
 初めての本格的な修練会といえるのは、40日間にわたって行われた第1回伝道師修練会(1959110日~220日)でしょう。
 場所はソウル・青坡洞(チョンパドン)の本部教会(当時)でした。

 真のお父様(文鮮明先生)は非常な関心を寄せ、真心を投入し、どうしても必要な用事のほかは毎日毎時間、修練生と一緒に過ごされました。

 あと3日で修了式という217日の夜、大先輩に当たる修練生数人がお父様の部屋に伺い、「どうか、新しく出発する修練生たちに、信仰生活の指針となるみ言を(書いて)下さいますよう」とお願いしたそうです。

 その時お父様は、「そういう形ではなく、み言の代わりに、前から修練生たちが願ってきた歌を作ってあげよう」とおっしゃって、その場で「原理勇士歌」(日本語版「朝日に輝く」)を作ってくださったのです。修練会の中で心を鼓舞する歌が欲しいと、参加した皆が願っていたそうです。

 世界的な詩の賞をお父様は受けられましたが、お若い頃の詩を見ても、心の世界の深さと、それを表現する言葉の豊かさに感動するばかりです。

 こうして歌詞は作っていただきましたが、作曲はすぐにはできませんでした。それで、220日の修了式には、歌詞をそのまま唱和することによって歌の代わりとしたそうです。

 その後、4回もの修練会の間、歌詞だけを唱和していましたので、お父様は梁允永(ヤン・ユニョン)女史を呼ばれ、「この詞に曲を付け、修練会の時に歌う力強い歌を作りなさい。修練生たちのために命の力溢れるような生き生きした歌が欲しい」と言われました。

 力強い歌にしなければならないと心掛けながら、梁女史は曲を作りました。それをお父様が認めてくださり、1961513日、第6回全国伝道師修練会修了式の時、ついに曲を付けて歌うことができたのです。

 歌詞に込められたお父様の勇壮な激励と、奮い立つ召命の志が迫ってくる素晴らしい聖歌です。

(参照:『聖歌のめぐみ』)

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