『平和の母』に見る10大奇跡 3
第3回「第3奇跡~文鮮明先生との聖婚」

浅川 勇男

 もう一度皆さまにぜひ読んでいただきたい、編集部イチオシ!なコンテンツをご紹介。
 「平和の母」シリーズ第1弾。自叙伝書写の第一人者、浅川勇男氏による「『平和の母』に見る10大奇跡」をお届けします。

 一般的に結婚は、男女が幸せな家庭を築くためになされます。
 歴史的に無数の男女が結婚しましたが、永遠に変わらない幸せな家庭、社会、国家、世界はできませんでした。

 根本的な理由は、サタンとの因縁を根絶できなかったからです。人間は、原罪という、生まれながらの罪を持つようになったので、サタンとの血統的因縁があります。

 原罪のある男女が結婚すれば、原罪を有した子女が生まれます。人類の根本的救いは、無原罪の神の独り子と独り娘が聖婚して、真の父母になり、人類を接ぎ木してくださることによってのみ可能となるのです。神様の独り子と独り娘の聖婚に、人類の救済がかかっていたのです。それ故、サタンは総力を挙げて聖婚を阻止しようとしました。

 聖婚は、神様とサタンの、人類の救いをかけた天下分け目の決戦だったのです。独り子・文鮮明先生、独り娘・韓鶴子夫人を殺害できなかったサタンは、二人を出会わせず、聖婚の道を閉ざそうとしました。

 このサタンの謀略を粉砕したのは、韓鶴子夫人の母親(洪順愛女史)の、再臨主・文鮮明先生に対する絶対信仰でした。
 もし母親が文鮮明先生を受け入れていなければ、韓夫人は自力で文先生を求めていかなければならず、多くの困難が伴ったことでしょう。

 その母親に、文鮮明先生が冷たく接する時期がありました。
 「母は目の前が真っ暗になり、胸が張り裂けるようでした」(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』93ページ)

 苦悩する母親に、文鮮明先生は「天の召命を受けた人は、サタンからはもちろん、天からの試験までも通過しなければならない」(同93ページ)と諭され、それ以後、献身的に励むようになったのです。

 韓鶴子夫人の母親は、娘が数えで14歳の時、文鮮明先生に会わせました。
 文先生は「韓鶴子が韓国の地に生まれた」と3回つぶやかれ、神に感謝されました。

 それ以降、韓鶴子夫人は、祈祷と精誠の日々を送り、天命を悟られたのです。
 「自分こそ新婦としてふさわしい」と主張する女性がいる中で、「私は天のみ意(こころ)に気づいていましたが、それを話すことはしませんでした」(同106ページ)

 そして、聖婚がなされる前、韓鶴子夫人は「神様のために、世界の人類を救う使命を必ず果たすと決意したのです」(同114ページ)

▲真の父母の聖婚式

 1960316日(天暦)午前10時、聖婚式がなされました。
 この日、神が勝利し、人類の救いの道が開門され、サタンは決定的敗北を喫したのです。

 文鮮明先生は語られました。
 「私たちが夫婦の因縁を結んだのは、神様から受けた使命を果たし、真の父母になるためであって、世の中の人たちのように男女の間の幸福のためではない」(光言社 文庫版 文鮮明先生自叙伝『平和を愛する世界人として』218219ページ)

 韓鶴子夫人は答えます。
 「すでに覚悟しておりますので、何もご心配なさらないでください」(同219ページ)

 この時、韓鶴子夫人は17歳。この瞬間、人類の救いの門が開いたのです。



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