シリーズ聖歌

 世界平和統一家庭連合の「聖歌」を、第一部1番から順にご紹介してまいります。

 今回は、聖歌の第一部7番「統一勇士の歌」をお届けします。

 1962年、真のお父様(文鮮明先生)が作詞されました。曲は韓国の大邱(テグ)という町の市民歌曲から取ったそうです。

 朴正敏(パク・チョンミン)さんという婦人伝道師は、この歌のいきさつを次のように話しました。

 「伝道報告会で集まった時、お父様が『釜山(プサン)のひばり!』とお呼びになり、何か歌うように言われました。私は、昔開拓した大邱の市民歌曲が大好きだったので、それを歌いました。大邱は教育が盛んで、熱心なクリスチャンが多い町です。その歌は市街を囲む自然の美しさと、心の誇りを歌った愛郷歌で、苦しい時、いつもそれを歌っては勇気を出して開拓伝道をしたものです。先生は大層気に入られ、幾度も私に歌わせられました。数カ月後、そのメロディーに、先生は希望と激励に満ちた詩を付けられ、皆に教えてくださったのです」

 以下は『聖歌のめぐみ』の著者である天野照枝先生が、朴正敏さんに会いに韓国を訪ねた時の証しです。

 「朴正敏さんを訪ねた時の言葉です。

 『日本の兄弟は天の宝です。神様がどんなにか、胸溢れるほど愛していらっしゃることでしょう。そのことを思うといつも泣かずにいられません』

 心の深い所から溢れてくるような声でした。

 たった一人に会ったときでも、日本の兄弟の全てに会ったような、神様の親の心情をもって迎えてくれる…その姿に私は神様に会ったような感動を覚えたのでした。

 同行してくださった李耀翰(イ・ヨハン)牧師の、『人に会うのは神に会うのですね』という言葉も忘れられません。

 韓国では、どこへ行っても、そういう出会いをしてくださるかたばかりでした。

 信仰が実らせる見事な情感。人と人との間に常に神様がおられる。その霊的雰囲気がさりげなく、呼吸する大気のように満ちていた清冽(せいれつ)な印象を、この歌を歌うたびに思い起こします」

(参照:『聖歌のめぐみ』)

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