https://www.kogensha.jp

松本雄司氏の
夫婦愛を育てる16のポイント 31
12 夫婦の「愛」と「性」②

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第15弾として、「夫婦愛を育てる16のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 『愛の知恵袋』でおなじみの松本雄司氏が『祝福家庭』誌に連載していた「夫婦愛を育てるために」の書籍版です。男と女の違いから夫婦の愛・夫婦生活に至るまで、ポイントを分かりやすく解説し、まとめています。

松本 雄司・著

(光言社・刊『夫婦愛を育てる16のポイント』より)

夫婦の「愛」と「性」

悲劇の悪循環
 仕事で疲れて家に帰ってきた夫は、安らぎとストレスの解消を期待します。その両方が満たされる最高の方法が、妻と抱き合い、愛を確認し合うことなのです。そこで、妻にサインを送ります。

 ところが、妻は心に余裕がないと、そっけなく断ります。拒否された夫は、「私を愛していない」と感じて急速に情が冷め、ストレスでいらだち、怒りっぽくなります。そうなると妻は、なおさら夫の愛情を感じられないので、さらにかたくなになって拒否します。そうすると、夫はもっと荒れる……。

 こんな悪循環に陥り、「夫には全く愛がない」「妻は私を愛していない」という誤解と不信感が高じて、夫婦関係が破綻(はたん)に至ることがあります。

男と女の性欲の違い
 このような悲劇は、お互いが「男性と女性の性欲の違い」を理解していないところから起こります。

 一般的に、男性の性欲は「常に備わっているもの」で、スイッチを仕事モードから、愛情モードに切り替えれば、いつでも性生活オーケーと言えます。

 しかし、女性の性欲は、常に備わっているものではなく、「誘発され、開発されていくもの」のようです。

 仕事、家事、育児に追われている時、妻は全く性欲はない状態と言ってもいいでしょう。妻に性欲がわいてくるのは、仕事、家事、育児から解放され、心にゆとりが持てる時であり、また、夫から精神的愛情を感じた時なのです。

---

 次回は、「夫婦の『愛』と『性』③」をお届けします。


◆『夫婦愛を育てる16のポイント』を書籍でご覧になりたいかたはコチラ