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信仰の伝統
教会創立以前から文鮮明先生に侍って(1)

 家庭連合の信仰の長兄である金元弼先生(1928~2010)の講話をまとめた書籍、「信仰の伝統」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 本書を通じて神様の深い愛と文鮮明先生の心情の世界、信仰の在り方を学ぶことができます。

金元弼・著

(光言社・刊『信仰の伝統 教会創立以前から文鮮明先生に侍って』より)

改訂出版にあたって
金元弼先生を偲んで

 201047日、文鮮明先生がこよなく愛された金元弼先生が昇華されました。文先生は、「祝福家庭長兄 天情奉身者」の揮毫を贈られています。金元弼(キㇺ・ウォンピㇽ)先生は、神様の啓示を受けて平壌(ピョンヤン)に来られた文先生と出会われて以来、厳しい迫害と苦難の道を、いつも文先生に身近に侍りながら歩んでこられました。平壌での迫害下で、あるいは韓国動乱時には命懸けで避難し、貧しい避難民生活から始められた文先生を、ひたすら慕い、侍ってこられた先生です。

▲金元弼先生

 そして1960年、劉孝元(ユ・ヒョウォン)先生、金榮輝(キㇺ・ヨンヒ)先生と共に、最初の祝福を受けられました。正に祝福家庭の長兄であられます。

 教会草創期の文先生の証し人として、金先生ほどふさわしい方は他にいないでしょう。文先生がどのような心情でみ旨の道を歩んでこられたのか、また人類をどれほど愛されたか、金先生ほどご存じの方はいないのではないかと思います。

 金先生は、日本においても様々な機会に牧会、信仰指導をしてくださいました。神様に侍られる文先生を証(あか)されながら、また文先生のみ言を解説されながら、神様と真の父母様の愛について、み言の受け止め方について、あるいは信仰のあり方などについて、真心を込めて語ってくださいました。金先生のお話を聞いたことのある方は皆、その温かな笑顔と優しい言葉に、神様の深い愛と、文先生の愛の香りを感じたことでしょう。

 金元弼先生が昇華された今、文先生と共に教会の草創期を開拓された先生の貴重な証言と、その奥深い信仰指導の言葉を後世に残さなければならないと、改めて痛感します。金先生から直接お話を伺うことのできなかった世代の人々も、本書を通じて相続していただきたいと思います。

20115
日本統一教会会長 梶栗玄太郎

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 次回は、「まえがき」をお届けします。


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