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松本雄司氏の
夫婦愛を育てる16のポイント 25
9 相手を生かす言葉④

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第15弾として、「夫婦愛を育てる16のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 『愛の知恵袋』でおなじみの松本雄司氏が『祝福家庭』誌に連載していた「夫婦愛を育てるために」の書籍版です。男と女の違いから夫婦の愛・夫婦生活に至るまで、ポイントを分かりやすく解説し、まとめています。

松本 雄司・著

(光言社・刊『夫婦愛を育てる16のポイント』より)

相手を生かす言葉

「言い方」も非常に大切
 もう一つ、大事なことがあります。同じ実験で、びんに「〜しなさい」という言葉を貼(は)り付けた水の結晶は、崩れた形にしかなりませんが、「〜しようね」という言葉を貼り付けた水は、きれいな結晶になりました。「駄目だよ」という言葉と、「よくできたね」という言葉でも同様の結果でした。これだけでも、子供に声をかけるときの貴重な教訓になります。

 この実験でも明らかなように、「言葉」は、「どんな言葉を使うか」も問題ですが、それと同時に、「どんな言い方をするか」も、同じくらい重要であるということです。

 言葉一つによって、人を生かすことも殺すこともできるのは、言葉の内容や、言い方に込められた“思い”の波動が相手の心に強く作用するからにほかなりません。

 私たちは、夫や妻や子供たちに対して、穏やかな言い方で、安心を与え、優しい言い方で、慰労を与え、明るい言い方で、相手を楽しくさせてあげようではありませんか。

◆ ◆ ◆

 今まで私たちはむやみに生き、言葉もむやみに使ってきました。しかし、今から、私たちの家庭にも規律を立てなければなりません。父母が腹が立つといって、自分勝手に棒を取ってたたいて、子女に、『こいつ、滅びてしまえ』と言うような、この世的な野卑な言葉を使ってはなりません。今、すべてが一新されなければなりません。神様を中心として、言葉から、態度から、生活から、一新された立場に立たなければならないのです。(『祝福家庭と理想天国Ⅰ』一三〇七頁)

《ポイント!》
一、家庭でも言葉遣いに気をつけよう。
二、人を生かす優しい言葉。
三、花にも木にも「ありがとう!」
四、お祈りで、御飯も水もニコニコ。

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 次回は、「男らしさ 女らしさ①」をお届けします。