https://www.kogensha.jp

日本統一運動史 27
日本に真の御父母様を迎える準備時代⑪
『原理解説』の発刊

 『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』を再配信します。
 創立40周年の際に発刊されたこの書籍は、日本における文鮮明・韓鶴子総裁ご夫妻の貴重な歴史的足跡と、多岐にわたる統一運動の歴史をまとめた一冊です。
 今、改めて読んでおきたい、日本の統一運動の歴史を振り返る連載です。

歴史編纂委員会・編著

(光言社・刊『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』より)

第三章 日本に真の御父母様を迎える準備時代

三、草創期を築いた人々の歩み

(2)草創期初期の伝道と入教者の証し

11.『原理解説』の発刊

 崔奉春宣教師が日本に宣教に来るとき、1957年8月15日に韓国で出版された『原理解説』の日本語訳を持ってきました。ところが、広島県の呉でそれを紛失し、そのため、山口県の療養所に送られたときから日本語訳を始めました。その結果、1960年6月1日には『原理解説』の分冊ができ、1961年2月14日に一冊の本として『原理解説』ができました。その日がちょうど、1960年陰暦の大晦日でした。

◇『原理解説』の主要目次

総序
前編
第一章 創造原理
第二章 堕落論
第三章 メシヤ降臨と再臨の必要性
第四章 人類歴史の終末論
第五章 復活論
第六章 復帰摂理よりみたる予定論
第七章 基督再臨論
第八章 基督論

後編
四位基台復帰を中心としたる人類歴史蕩減復帰摂理路程
緒論
第一章 復帰基台摂理時代
第二章 復帰摂理時代(二〇〇〇年)
第三章 復帰摂理延長時代(イエス以後二〇〇〇年)
第四章 復帰摂理完成時代(一九二〇年)
終序  終末における人類の決意

 日本語版『原理解説』最後の「終末における人類の決意」は、独自に崔奉春宣教師が書き加えたものです。

 「兄弟よ、今やサタンに対する総攻撃の時が来た。イエス様が云われた如く、全てを捨て、全てを捧げて悪と闘うべきである。もはや教会で祈り待ち望む者でなく、実践して地の涯に迄祈りと共に述べ伝え、使命を全うするべきである。知って行わざる者は卑怯者であり、人類の敵で、終わりには神の国の反逆者となるであろう。如何なる弁解も要しない、神の国の忠臣となって三十億人類を救え。見よ、六千年罪悪史の神の救いの備えは全くなった。真理の武具も剣も、天よりの天軍、天使の援軍も与えられた。後に残るは人間としての本分、責任分担のみである。『無花果の枝すでに柔らかになりて葉芽めば夏の近きを知れ』とある如く、成就するこの日に喜びと希望でもってはせ参じ人事を尽くして天命を全うせよ。」(「終末における人類の決意」より)

---

 次回(4月9日)は、「日本に真の御父母様を迎える準備時代⑫」をお届けします。


◆『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』を書籍(PDF版)でご覧になりたいかたはコチラ