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【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第31回 子供が欲しくてもできません。どのようにしたらよいでしょうか?

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回の質問は、「子供が欲しくてもできません。どのようにしたらよいでしょうか?」という質問です。

 愛の中で夫婦の愛だけが「性を伴う愛」であり、夫婦が心身共に「深く愛で結び合う」ように神は創造されました。
 ですから、子女の誕生を求める前に、夫婦の愛を深められるよう努力することがまず必要です。

 「相手を幸せにしてあげたい」という心情的動機をもって夫婦関係を持つことこそ、神が喜ばれる姿勢です。
 夫婦間にはさまざまな課題や難しいことがあったとしても、その壁を乗り越えていく努力が必要です。

 例えば、夫婦が一つになるために「夫婦で一緒に風呂に入り、体を洗い合う」ことも良いことです。
 夫婦が一緒にお風呂に入り、体を洗い合って、良い雰囲気をつくることによって、より一体感が生まれてきますし、性や生殖器に対する不純な感覚も抜けていきます。
 そのようにして夫婦の愛を深め合って、その実りとして子女という「新しい生命の誕生」があります。

 男女共に不妊の原因がない夫婦が1回の排卵周期で妊娠する確率は約2030%です。家庭出発後、3カ月以内で約50%が妊娠、6カ月以内で70%、12カ月以内で90%といわれますから、最初の1年間が重要です。

 一生のうちで、妊娠できる期間は限られています。
 期間内で妊娠、出産するまでのメカニズムを知るなど、正しい知識が必要です。
 赤ちゃんは夫婦のもとに神より授かる命なので、夫婦共に祈りながら、お互いがしっかりと向き合って妊娠に臨んでいく姿勢を持つことが必要です。

 また、不妊症に対しては生殖医療が進歩していますので、男性は泌尿器科、女性は婦人科に相談することも有効です。
 検査で異常が見つかった方が、早く対策が取れ、早く妊娠に向かえるわけです。不妊治療は、他の病気治療とは違います。
 他の治療と違って、自分の体の痛い所やかゆい所を治すのではなく、新しい命を生むための治療です。

 ですから、自分たちの体のことをよく知って、そして元気で健康で取り組まなければなりません。

 不妊治療には主に四つの方法があります。

 第1は、「タイミング法」です。
 妊娠において、最も重要なのが性交渉のタイミングです。
 排卵日を特定し、卵子が寿命を迎える前に精子を送り込むことによって受精の成功率を高めることができます。
 基礎体温表を通して、月経周期や排卵の有無、排卵の時期など、妊娠に関わる重要なホルモンのリズムを知ることができます。

 第2は、「人工授精」です。
 精子を事前に採取して、細かいチューブを用いて精子を子宮か卵管に送り込むことです。

 第3は、「体外受精」です。
 最初に女性の卵巣から取り出した成熟した卵子と、男性から取り出した精子を培養液の中に入れて受精させます。体外受精での妊娠率は3045%です。

 第4は、「顕微授精」です。
 精子の数が極端に少ない場合には体外受精にさらに人の手を加え、受精までを顕微鏡のもとで行います。

 これらのことを理解して、夫婦共によくコミュニケーションをとり、お互いに支え合いながら取り組んでいきましょう。

 皆さんからの質問をお待ちしています。
 「人生相談QA」で、ほぼ5分でお答えいたします。また、お会いしましょう!

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