私の心の中にいる神様 59
対人恐怖症の妹に光を送り続けました

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚(とら)われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

対人恐怖症の妹に光を送り続けました

(女性 30代)

 私が大学1年の時、妹(当時、中学1年)が不登校になりました。
 私は中学、高校と頑張って勉強して大学に入りました。勉強は一生懸命するのが当然だと思っていましたから、そんな妹を理解することができませんでした。

 「学校に行かないで、社会に出たらどうなるのだろうか。この子はこれからどうなるのか?」という不安や恐れが次々に湧いてきたのです。

 私だけでなく家族全員がそういう思いで妹に接するので、妹はどんどん追い詰められていきました。
 やがて、家族のちょっとした一言にもキレて、部屋に閉じ込もるということを繰り返すようになったのです。

 その後、何とか遠方の高校に受かったものの、なかなか登校できず、通信教育で卒業の単位を取りました。
 しかしその後も、自動車学校の入校式で「もう無理」とやめるなど、挫折の多い人生が20代の後半まで続いたのです。

 そういう中、私は自己牧会プログラムに出合いました。
 同プログラムには「固定観念に気付く」ワークがあります。
 私の妹に対する固定観念は何かなと考えたら、「ちゃんと社会に出て普通の生活をしないと、妹も苦しいし、親も苦しい」という気持ちだということに気付きました。

 そこで、その固定観念を手放して、まずは、ありのままの妹を受け入れるよう努力したのです。そして、妹の気持ちに寄り添い、妹の幸せを祈りながら、光を送り続けました。

 すると不思議なことに、妹のほうから「私、こうだったんだよね」と、過去のいろいろな気持ちを話してくるようになりました。
 妹が変わったというよりも、私が固定観念を手放すことで、それまで見えなかった妹の本性が見えるようになったのだと思います。
 こうして、家族の接し方が変わったことで、妹は少しずつですが元気を取り戻していきました。

 その後、妹は「ビーズ刺繍」に出合い、急スピードで上達していきました。才能が一気に開花したのです。

 今では自ら店に出掛けていって、「これを置かせてください」と、委託販売の交渉をするまでになりました。最近は、その道の有名なかたと一緒にカフェで展示会を開く話まで出ています。

 対人恐怖症だったのがうそのように、好きなことを通してどんどん輝きを増していく妹に、周りが驚いています。

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 次回(3月13日)は、新シリーズ「お便り&コメント」シリーズ①「弟が誰とも話ができないまま10年たちました」をお届けします。このシリーズは不定期でお届けします。


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