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2018年07月13日
『ムーンワールド』7月号 読みどころ紹介③
神の子教育メソッド「みんな神の子」
「みんなで育む教育 (満足するまでつきあうこと、寄り添うこと、待つこと、感謝すること)」
新年度になり、新しい環境に慣れるためには、子供もステップアップが必要です。そのためには、①親の愛情 ②本人の心の満足度、が重要です。今までの例をいくつか挙げたいと思います。
S子さんは、年少組の時は静かで目立たない園児でした。ところが、年中組になって、自分の意思をはっきり出すようになりました。園庭遊びが終わっても「絶対嫌だー!」と、激しく抵抗して教室に入りませんでした。それで、先生も腹をくくって、1時間30分つきあいました。それを数日繰り返しました。お母さんに話すと、忙しくてほとんど、S子さんの話を聞いてあげていなかったとのことでした。それで、お母さんを呼んで、一対一で遊んでもらいました。その後、うれしそうにお弁当を食べていました。家庭でもS子さんのために祈り、相手をする時間をとったそうです。それからは、「お片付けですよ」と言う先生の声に、顔をあげておもちゃを片付けるS子さんの姿を見るようになりました。ある日の連絡帳に「最近成長したと思うところは、『ごめんね』が、言えるようになったこと。ジャンケンで後出しをしなくなったこと」と、ありました。
朝から教室に入らず、カバンを放り投げて、園庭で2時間遊び続けた園児たちがいました。新年度は、すんなり、スケジュールどおりにしてくれないのです。クラスの先生たちは頭を悩ませました。そして、これも、じっくり園児たちにつきあいました。園長はじめ、数人の先生たちが入れ替わりに、相手をしました。それで、やっと、2時間後に教室でお弁当を食べました。「楽しかった?」と聞くと、うれしそうに「(砂場で)鍋作った!」「(遊んだ後)水、おいしかった!」と、爽やかな答えが返ってきました。大満足でした。その後、「明日はどうする?」と聞くと、「みんなと一緒に部屋に戻る!」と言って、本当に、次の日からすんなりと行動しました。
とことんつきあって、最後に「楽しかった?」と聞いてあげることです。子供が大人の言うとおりにしてくれないと腹が立ち、不快な思いだけが残り、次のステージに上がることができません。どんなに腹が立っても、最後は感謝の思いで「良かったね!」と言って終わりましょう。
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