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2018年06月27日
『祝福家庭』88号(2018年春季号)読みどころ紹介⑫ 「心情共同体の育成」第13回「祝福二世の器楽演奏家コミュニティー・AVANTI(アヴァンティ)」
アヴァンティには、さまざまな楽器の専攻者が集まるので、いろいろなアンサンブルの組み合わせができます。演奏の日程上、都合の合うメンバー2、3人で演奏するのですが、発表会などでは大人数の合奏にもチャレンジしています。
一緒に音楽を演奏していると、言葉に出さなくてもメンバーの考えが伝わってくるような感覚になるときがあります。お互いが奏でる音で瞬時に気持ちが伝わり、心が一つになるような気がします。そんな時は、言葉にできない喜びを感じるのです。演奏活動のほかにも、メンバー同士の親睦を図るため、忘年会や新年会、出産祝いなどで集まり、楽しく交流しています。
グループの名称は、韓国留学時代に私が所属していた、仙和芸術学校の日本人留学生OB・OGによる演奏家グループ名「アヴァンティ」を、そのまま使いました。
留学時代のアヴァンティは、1997年に結成されたグループです。高等部で学んでいた私もメンバーとして参加し、先輩たちと共に演奏活動をしました。アヴァンティとは、イタリア語で「前進する、向上する」などの意味があり、日々努力し、向上していきたいとの願いを込めて命名されたものです。
音楽を専攻している学生は、特定の先生に師事し、試験などの課題曲の練習や演奏活動に日々追われています。私自身も、留学時代はアルバイトをしながら、とにかくがむしゃらに練習していました。
自分の理想とする演奏のイメージに近づけるには、練習に終わりはありません。いくら練習しても満足できず、次のレッスンまでにもっと仕上げたいと思うと、気持ちが落ち着かないのです。
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