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2018年06月14日

『祝福家庭』88号(2018年春季号)読みどころ紹介⑩
「中高生教育Q&A」第49回「親子で成長できる関係」

 

 

二世の立場

 まず、二世という特性について。「二世」という言葉は、真の父母様の存在を前提としています。

 そのため、①真の父母様との心情関係を深めていくことが、二世自身のアイデンティティー(自分が何者であるかの認識)の確立に深く影響していきます。

 しかし、一世と二世とでは、真の父母様との出会いという点で大きな違いがあるのです。一世は自ら信仰の道を選択しますが、二世の場合、親(一世)を通して真の父母様と出会います。それは、家庭において親から「信仰を受け継ぐ」立場だと言えるでしょう。

 この点において、二世は親も経験したことがない「信仰の継承の開拓者」の道を歩むようになります。つまり二世は、一世から信仰を受け継ぎながら、次の三世に信仰のバトンを手渡す責任を担うという、家庭において親から子へ信仰を継承する伝統を立てていく「開拓者」になることが願われているのです。

「信仰を継承させること(親)」と、「信仰を受け継ぐこと(子)」とが、親子の共同作業として達成されていくとき、それが伝統となります。

 次に、「子は親をどのように見ているか」という観点から、「親」という存在の意味について考えてみてください。

 根源的に、②子供は親に対して愛情や信頼の感情をもっています。それは、親から本性的な愛情を受けることで、子供の中に育まれていくものです。つまり、子供は親を一人の人間としてではなく、あくまで「私を愛し信頼してくれる存在」として捉えているのです。

 ですから、「お小遣いをもらえること、夕食を作ってもらうことは、当たり前」なのです。親としては、自分の苦労を分かってほしいと思うのですが、子供はそのようには考えてくれません。

 一方、家庭の外で自分の親が他人に誹謗中傷されようものなら、子供は猛反発して親をかばい、大切にする「孝」の姿勢を示します。

 さらに、子供に最も大きな影響を及ぼすのは、実は〝親の姿〟ではないかと思います。中高生期は、人格的に成長途上の段階であり、経済的にも親の環境圏内で生活する時期です。③親の考え方、言葉、行動などが、子供の生活に影響すると言っても過言ではないでしょう。

 親の何げない言動を、子供はしっかりと受け止めています。思春期は特に愛情に敏感な時期なので、子供への言動、親がつくる子供の環境圏(家庭)はどのような状況かを常に確認することが必要なのです。

 

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