子どもの神性を信じることの大切さ
いよいよ小学校が始まりました。
卒園した41期生のAさんは、小学校でクラスメートから無視されたり意地悪をされたりして落ち込んでいました。お母さんはAさんに「雪見だいふくと泥だんご」の話をして、「意地悪なお友だちのために、お母さんと一緒にお祈りしよう」と言いました。
その話がLINEで共有されると、他の41期生から「頑張れー」と、多数の写真や動画が投稿され、またたく間に応援のメッセージであふれました。
あるお母さんが息子のBくんに、「Aちゃんが小学校でいじめられているんだって。でも、Aちゃんはいじめっ子のために祈っているんだよ」と話すと、Bくんは、「お母さん、Aちゃんのような人が天国に行くんだね」と言ったそうです。
お母さんはその言葉を聞いてびっくり。その報告を聞いた私たちも本当に驚きました。
Bくんは光の子園で、ふらふらと落ち着きがないときがあり、こちらの話を聞いているのか心配になることの多いお子さんでした。しかし実際は、何が大事なのかをはっきりと知っていたのです。
大人は、子どもを見た目で判断しがちです。「この子はこういう子だ」と決めつけて、レッテルを貼りやすいのです。しかしBくんを通して、一人一人の神性や良心を信じることの大切さを改めて教えられました。
『祝福家庭』85号(2017年夏季号) 108~111ページより