祝福に臨むには、み言を学んで実践し、個人としての信仰を確立することがもちろん重要ですが、全ての二世圏を祝福に導くためには、さまざまな角度からのアプローチを検討する必要があります。
実際、「職場の事情で礼拝に通えない」「青年部の文化が肌に合わない」などの理由で教会から足が遠のいていても、親子仲が良かったり、親の姿から祝福に良いイメージをもっていたりすることで、祝福を前向きに考えるケースが多く見られます。
このような層に焦点を当てて新設されたのが家庭教育ラインです。その流れを以下に示します(①、②は順番が入れ替わっても可)。
①「親子セミナー」への参加。
②家庭での教材学習と、それを踏まえた親子でのディスカッション。
③「二世祝福準備修練会(以下、祝準修)」への参加。
家庭教育ラインは、主に20代前半の祝福二世、信仰二世を対象にしていますが、他の教育ラインで祝福に備える二世圏においても、家庭で親子が向き合うことは大切です。また、家庭教育ラインから祝福に向かう場合でも、可能な限り、祝福前にみ言学習を進めてください。
なお、信仰二世の場合、家庭教育ラインでの教育が認められるのは、父母が責任をもって祝福まで導く場合、すなわち、「父母マッチング」から臨む場合に限られます。
所属教会にマッチングサポート(相対候補の紹介・交流ケア)を依頼する場合は、原理教育ラインか青年教育ラインでの教育が求められます。この点、予めご了承ください。
『祝福家庭』85号(2017年夏季号) 102~107ページより