「熊本地震から1年 地域とボランティア隊が協力」
家庭連合では東日本大震災(2011年3月11日)以降、災害ボランティアチームを発足させ、被災地で継続して支援活動を行っています。
今回は熊本地震の被災地の現在のようすと、ボランティアを行った参加者の感想の一部を紹介します。
熊本地震の発生から1年が経過した4月14日を前後して、被災各地で追悼式が開催されました。発災時刻の午後9時26分には、多くの住民が黙祷をささげました。
熊本地震によって、熊本城の敷地内にある国指定の重要文化材が13棟損傷し、石垣は全体の約1割が崩落しました。熊本市は、熊本城の天守閣を3年で、敷地内全体を20年かけて復旧する計画です。
ゴールデンウィーク中(5月3〜⒋日)に、山口教区の青年七人が中心となって、南阿蘇村でボランティアを行いました。熊本地震によって運営を継続できなくなった農家で、ビニールハウスの解体作業などを手伝いました。
<参加者の感想>
熊本のボランティアに参加するのは、今回で2回目です。1年前よりも道路やがれきなどが片付いていると思いました。地元のかたや、今までのボランティアのかたの力が大きいと感じます。行政が動くのを待つだけでなく、無償で献身的に動く地元とボランティアのかたがたがいたからこそ、今の復興があると思います。
天一国は、このようにために生きることで通じ合い、発展していく世界なのだと思いました。(28歳 男性)
『世界家庭』2017年6月号に掲載しています。