み言:すべての被造物が完成するに当たっても、その成長期間は、蘇生期、長成期、完成期の秩序的三段階を通じてのみ完成するようになる。(『原理講論』より)
人間の成長は、秩序的三段階によって成されていくということは、「統一原理」によって解明された重要な真理です。つまり、いきなりの跳躍、飛躍はないということです。一歩一歩確実に階段を上るようにして成長していくのです。
ややもすると青年期には、理想に向かう気持ちが強く出るので、理想と現実にギャップが出てきて空回りすることがあります。例えば、修練会に出ると、あたかもあっという間にすべてのことが実現できるような気持ちになります。しかし、時がたつにつれて、そう簡単には実現できないことが分かって、葛藤することがよくあるのです。
ホップ、ステップがあってジャンプが可能になるのです。このことを原理では蘇生期、長成期、完成期としています。さらに詳しく分ければ、蘇生期蘇生級、蘇生期長成級、蘇生期完成級……と9段階で完成するようになっています。現実的には、幼児・小学生期が蘇生期で、中高生期が長成期、大学・青年期が完成期になると思います。
そこで、6年間を修了して中学生になる皆さんに提案したいことがあります。まず幼児・小学生時代の蘇生期はロケットの発射台造りの時なので、基礎力の確立が必要です。
信仰生活面においては、人のせいにするのではなく、「すべて私の責任です」と言える人になることであり、実力面においては、人から言われて勉強するのではなく、自発的な勉強の習慣ができているということです。
それができていなくても、ステップ・バイ・ステップ、着実に確実に一歩一歩前進する人が最後の勝利者になると信じて出発してください。
礼拝の後、先生や、お父さん、お母さん、友達とテーマを選んで話し合ってみましょう。
①成長期間の秩序的三段階を確認し合いましょう。
②万物の成長の三段階の例を挙げてみましょう。
③万物の成長の三段階は未熟、半熟、成熟ではないことを知りましょう。
④人間の成長の三段階は、本然ではどうだったでしょうか。
⑤人間の現実の成長はどうでしょうか。
⑥幼児の成長のゴール、小学生の成長のゴールについて考えましょう。
月刊誌『ムーンワールド』の「誌上親子礼拝」では、日曜日ごとに使える説教を、楽しいイラストと共に掲載しています。(毎号 4回分掲載)
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