Ａ：　スマホを使っている人の多くは、ウェブサイトの閲覧、友人の書き込みチェック、ＬＩＮＥで友達と会話、オンラインゲームと、常に忙しく操作しています。そういう環境で脳は常に「情報」という刺激を求めるようになり、その結果として、集中力は低下します。それは、勉強や読書の大きな妨げになります。

　また、主体的に情報を集めているように見えて、実際は、ブックマークしたウェブサイトを見たり、ＳＮＳで友人の発言を見たりと、決まった場所を見ているだけです。調べものをする場合も、検索結果に貼られたリンクをクリックし続けているだけです。ゲームも同じで、主体的にプレイしているようで、実は作者の意図する方向に動かされ、熱中させられているだけです。常に受け身で情報を与えられているだけなのです。そのような環境に慣れてしまうと、行動全体が受け身になってしまう危険があります。

　天一国経典『天聖経』には、「まずみ言を通して主体性を備えた実体、すなわちみ言の主体となって、創造することができる人格を備えなければなりません」とあります。じっくりと集中してみ言を読んだり勉強したりしながら主体性を身につけていく時期を大切にしてほしい、というご両親の愛がそこにあるのです。

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