「体制」と「思想」、共産主義の2つの姿
ここでは共産主義思想の問題点について触れます。共産主義に対する真の父母様の状況判断は的確でした。真のお父様は、「共産主義には二つの姿がある」とおっしゃいました。「体制」としての共産主義であり、「思想および〝(神なき)宗教〟」としての共産主義です。
前者については、歴史的に見ても、ソ連(当時)から始まった国際共産主義は、武力を背景にして革命を〝輸出〟し、世界的に共産主義体制を拡大してきました。
しかし、共産主義体制が行き詰まった1991年12月25日、ソ連のゴルバチョフ大統領(当時)が辞任することで、体制としての共産主義は終焉しました。しかし今も、日本共産党は共産主義を棄てていません。中国や北朝鮮もそうです。
国家の政権を狙っていることはもちろんですが、今日、国家や基幹産業に大きな影響を与えるのがマスコミです。革命のための基本は、マスコミ界を握ることです。ですから左翼勢力はマスコミ界や法曹界に浸透しています。
彼らの本質について、「思想および〝宗教〟としての共産主義である」と見ておられたお父様は、「(共産主義の生みの親である)カール・マルクスの生涯における潜在意識を分析しなさい」とおっしゃいました。共産主義の出発点はマルクスで、その原点には彼の生涯における〝4つの怨念〟があります。第1は、神様と宗教に対する怨念です。
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