「成和」に関する真の父母様のみ言
成和の「成」は創造理想の完成を意味します。すなわち、宇宙全体の完成を意味するのです。本来、完成の基準を立てる時期は、人間始祖が堕落した年齢である17、18歳の時です。成和の20代を中心として全てのことが成されることを願われる神様です。未来の完成の位置を占めることができる人は、青少年期の人です。
成和の意味は何かというと、成して和合するということです。一つの目的を成して和合するということです。和合することによって、二人ではなく一人になります。麹と同じです。一つの家庭に年取ったおじいさん・おばあさん、あるいはお父さん・お母さんがいますが、いつも子供たちの笑いが絶えないようであってこそ、その家庭に笑いの花が咲くのと同じです。そのような意味で成和の若者たちの持つ責任が大きいことを、皆さんは知らなければなりません。
皆さんは成和という言葉の意味を知っていますか? 成和という名前を、なぜ若者たちにつけてあげたのでしょうか? 皆さんの中で年取った人と一つになることが好きな人、手を挙げてみなさい。お年寄りには悪いですが、年寄り同士一つになってもよいですか? また、おばさん同士一つになったらどうなりますか? 愚痴ばかりこぼすようになるのです。違いますか? それでは全くだめなのです。それゆえ、血の沸き立つ若者、純潔の血が沸き上がり、神様の感情に同化できる血を持った若い青少年たちが必要なのです。だから若者たちに成和という名をつけてあげたのです。
青少年期は、人生において最も貴い時代です。目的を立てる決心をなせる時代が、この時代です。ゆえに青少年期は生涯の分岐点です。18歳を前後して人生の計画を立てなければなりません。この時代は、人生における交差路のような時代です。この交差路ではっきりと悟り、どのように行くかが重要です。一番重要なことは、少年期、壮年期、老年期を一貫して無事に行くことができるかということです。
※『二世の道』121、153〜154ページ、『真の御父母様の生涯路程⑤』61ページ参照