(『祝福家庭』69号)
【第1祝福】「個性完成」

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 このシリーズでは季刊誌『祝福家庭』に掲載されている三大祝福完成に関するみ言を紹介します。

【第1祝福】
「孝」に関するみ言(1)

 天一国主人、私たちの家庭は真の愛を中心として、天の父母様と真の父母様に侍り、天宙の代表的家庭となり、中心的家庭となって、家庭では孝子、国家では忠臣、世界では聖人、天宙では聖子の家庭の道理を完成することをお誓いいたします。
(『家庭盟誓』2番)


 孝子とは何でしょうか。孝子は、父母の悲しみに代わって責任をもつために、困難な場を探していき、責任を果たすことにより、父母に喜びを捧げる人です。父母が10の仕事をするのに子供は15ほど努力をしたならば、父母は5に対する喜びを感じるようになります。そのような分野をどのように補充して、父母のために捧げられるかを考えながら努力する人が孝子なのです。
(『文鮮明先生御言選集』第24巻261頁、1969・8・24)


 孝子としての価値とは何でしょうか。自分の困難もありますが、父母の困難をより心配しながら自分の困難を問題視せず、自分の困難の上に父母の心配を加えて心配する立場に立ったとしても、これを当然のこととして消化して受け入れ得る立場から、孝の道は始まります。子女が父母の困難をないがしろにし、遠ざけるとき、ここで決裂が起きるのです。孝の道ではない、不孝の道が生じます。
(同 第62巻187頁、1972・9・25)