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幸福を引き寄せる家庭の生活習慣 12
ごみ出しは昇天儀式

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第14弾として、「幸福を引き寄せる家庭の生活習慣」を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。
 実行すれば誰もが幸せになれる、ぜひ身に付けたい生活習慣を紹介します。
 文鮮明先生の自叙伝『平和を愛する世界人として』、『愛天愛人愛国』などのみ言を引用しながら、日々の生活で幸福を引き寄せるための60のコツを、コンパクトに説明しています。

浅川 勇男・著

(光言社・刊『幸福を引き寄せる家庭の生活習慣』より)

第一部 幸福を引き寄せる朝の生活
ごみ出しは昇天儀式

 「あなたはごみだ。だから捨てたのだ」と言われたら、誰もが気分を害します。「ごみ」「捨てる」の言葉には、「不用で害になる」という情感が込められています。そのため、人に対しては言ってはならない言葉です。

 ところが、万物には平気で言っています。ごみ捨て、ごみ箱、ごみ回収、燃えるごみ・燃えないごみ、粗大ごみ……。では、「ごみ」と呼ばれた万物は傷つかないでしょうか。

 すべての万物には心があって、人々に語りかけているのです。人が愛情も感謝もなく食材を食べようとすると、「食べ物が『口の中に入っていかない』と言って、ぶるぶると震え……『私は悔しい』と言いながら大声で叫ぶというのです。彼らもみな、愛のために生まれたのです」(『愛天愛人愛国』116ページ)と文鮮明先生は語られています。

 バナナを食べ終わって皮を放置すれば、悪臭がただよい、ばい菌が繁殖して、生活に害をもたらします。だから、「燃えるごみ」と称して捨てるのですが、皮は、人に中身を食べさせるために、苦労と精誠を捧げたのです。夏の暑い日差しを浴び、風雨にさらされながらも中身を守って育てたのです。バナナの中身は皮の精誠の結実なのです。

 だから、皮に対して心から感謝すべきです。邪魔だから焼却するのではなく、人間の食生活を豊かにするために、天から来て使命を果たしてくれたので、天にお送りするのです。天から来たので天に送り返すのです。焼却とは昇天儀式なのです。ごみ箱は「送り箱」、回収日は「お見送りする日」、回収車の奏でる音楽は〝天送鎮魂歌〟です。

 文先生は言われます。「自然を大切にして愛することは、神様を愛することと同じです。神様がつくられたすべての存在を、愛の対象として感じなければなりません」(『平和を愛する世界人として』341ページ)

◎ポイント
天命を果たした万物を、感謝して天に送る。

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 次回(12月22日)は、「妻の化粧は夫の喜び」をお届けします。


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