『平和の母』読者の声 56
改めて分かった真のお母様の価値

 このコーナーでは、真のお母様(韓鶴子総裁)の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』を読んだかたがたの感想を随時ご紹介してまいります。
 4月に開催された「感想文コンクール」で佳作に選ばれた作品25点を順次ご紹介します(文責:編集部)。
 最優秀賞6点は『世界家庭』2020年7月号、優秀賞9点は『祝福家庭』2020年夏季号で紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。

 今回は、60代・男性の佳作受賞作品(一部割愛)をご紹介いたします。

改めて分かった真のお母様の価値

 最近、原理講義を拝聴しています。
 そこで学んで知った視点を加えながら、自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』を読んだ感想をつづってみました。

 神が人間を創造された目的は、人間を見て喜ばれるためでありました。従って、人間が存在する目的はあくまでも神を喜ばせるところにあります。

 人間以外の被造物は自然そのままで神の喜びの対象となるように創造されましたが、人間は神の目的を知って自ら努力し、その意志のとおりに生活して「個性完成」しなければ、神の喜びの対象となることはできないのですが、堕落によって長い復帰摂理の歴史を経なければなりませんでした。

 堕落人間が創造目的を成就し得る基準を復帰するためには「信仰基台」を蕩減復帰しなければならず、そのための「中心人物」が必須でありました。
 神はカインとアベル、ノア、アブラハム、イサク、ヤコブ、モーセ、列王たちと洗礼ヨハネらを召命しました。

 しかしイエスの降臨までの過程は失敗、あるいは遅々として進まぬものでした。

 今日、成約時代(愛の時代)となり、人間の責任分担は果たされようとしています。

 過去の蕩減復帰過程にはなかった(あるいは脆弱であった)ものは何であったのかを考えてみますと、神が召命した「中心人物」たちの記述に、女性の活躍が記されていないという事に気付かされます。

 文鮮明総裁が成約の時代へとステージを上げることができたのは、韓鶴子総裁がいらっしゃったからだと、この自叙伝を通して私としては得心いたしました。

 「家庭は最も貴い宝石です」(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』273ページ)と本書で述べられ、「夫婦が愛の神聖さを信じ、責任を果たすとき、幸せが宿る家庭が築かれます」(同274ページ)と教えていただきました。

 「無数の人間が共に暮らし、様々な関係を結ぶ中で、毎日複雑な問題が起きているように見えますが、実のところ、あらゆる問題が、男性と女性の二人の間で起きたことが発端になっているのです。その二人がお互いを信じ、愛し、責任を果たせば、誰もが夢見る、幸せな世の中になるのです」(同275~276ページ)

 この言葉は最も重要だと思います。この世の物質は原子からなり、細分化していけば素粒子となり素粒子は結局エネルギーであります。エネルギーは神の愛であると理解すれば、その受容体は夫婦の愛であり、家庭であります。世界の構成要素は家庭であり、結局は夫婦の愛のエネルギーから成っているのです。

 私は幼少期から父に「家族みんな仲良く」ということを言われ続けました。今その父の言葉の意味が大きくふに落ちる気がします。

 「真理は一つであって、第二のものは存在しない。その真理を知った人は、争うことがない」と仏陀は仰いました。真理とは真にこの事(自らの命までもささげる家族愛)ではないでしょうか。

 本書を拝読し、文鮮明総裁の偉大なる軌跡が韓鶴子総裁の献身と家族愛に支えられていたことを再認識させられました。

 家庭が世界の構成要素であるならば、幸福となった家庭はその愛を世界に向けて広めていかなくてはなりません。

 その一端を担うべく精進いたしますことをお誓い申し上げ、拙い感想とさせていただきます。ありがとうございました。

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