珈琲徒然草

 コーヒーをこよなく愛する、“コーヒーコーディネーター・アロハ豆蔵”氏による、コラム「珈琲徒然草」。コーヒーのうんちくから、コーヒーのおいしい入れ方まで、毎日飲むコーヒーが“ちょっと”おいしくなるコラムを再配信でお届けいたします。
 読んでから飲むか、飲んでから読むか。「コーヒーを毎日飲む」というかた、必見です!

1回 コーヒーはお刺身と一緒!?

アロハ豆蔵(コーヒーコーディネーター)

 皆さん、おいしいコーヒー飲んでいますか?

 コーヒーと言っても豆の種類や焙煎(ばいせん)方法、抽出の仕方で実に多種多様な飲み方や味が楽しめます。
 このコーナーでは、コーヒーにまつわる“ハナタカ情報”をお届けしていきますね。

 記念すべき第1回のテーマは「コーヒーはお刺身と一緒!?」。

 「魚とコーヒーが一緒の訳ないじゃないか!」と突っ込まれそうですが、このテーマを見てピンときたかも多いことでしょう。

 そう、「新鮮さ」が大切だというお話です。

 自家焙煎珈琲屋さんの前を通った時に何とも言えない良い香りがしますよね。その香りこそコーヒーの焼きたての香り。
 でも残念ながらその香りはあまり長く持ちません。

 レギュラーコーヒーを買ってきて開封した時の香りがいつの間にかなくなっている経験をされた人も多いと思います。
 コーヒーは焙煎すると時間の経過とともに香りや風味が落ちてしまいます。「酸化」してしまうということですね。
 ですからコーヒーはお刺身と同じ「鮮度が命」なのです。

 どんなコーヒーでも冷凍庫で豆のまま保存して約2カ月、挽(ひ)いたものは3日で香りや風味が変わります。ですから喫茶店や通の人たちが飲む直前にガリガリ挽いて入れているのもそのためなのです。

 コーヒーが新鮮かどうかの判断は意外と簡単に分かります。
 挽いたレギュラーコーヒーにお湯をかけた時に膨らんできたら新鮮なもの。くぼんでしまったら酸化しているということです。

 良いコーヒーが手に入ったら、迷わずその日に飲みましょう。もったいないからと冷蔵庫に入れて置いたらそれこそもったいないですよ。

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