私の心の中にいる神様 36
本当の自分の姿に気付く

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

本当の自分の姿に気付く

 私は総務職です。毎日、「やらなければならないこと」が山積みです。
 ある日、特に多忙な時に、突然上司から、ある所に書類を車で届けるよう頼まれました。
 口では「はい」と答えたものの、心中は、ごみ箱でも蹴飛ばしたい気持ちでした。

 渋滞に何度も巻き込まれ、イライラがピークに達した時に、桜の花が咲いているのが目に飛び込んできました。
 その瞬間、自分本位の考えに囚(とら)われていたことに気付き、「自覚を取り戻す」ワークを始めたのです。

 「私は今、桜を見ています……」
 こう実況中継を始めた瞬間、「桜は散る瞬間まで、人の喜びのために咲いているんだよ」という言葉が、心の中にこだましました。
 心の奥底から温かい思いがあふれ、30分近く涙が止まりませんでした。
 そして、「人の喜びのために生きたい」と訴えている本当の自分の姿に気付いたのです。

 それからは見える世界がまるっきり変わってきました。
 上司からの命令は、上司から頼りにされていること。面倒だった電話対応は、助けを求めている人の役に立てること。
 心からそう思えるようになったのです。
 本当の自分との感動的な出会いに感謝しています。

(男性 40代)

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 次回(10月3日)は、「天が呼んだら無条件に行く」をお届けします。


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