2020.09.21 12:00
【光言社公式LINEアカウント編集者の声】
皆さん、こんにちは!
光言社公式LINEアカウント編集者の声です。
お彼岸ですね。連休はどのように過ごされているでしょうか。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言います。実際、涼しさを感じる季節になりました。
さて、私は韓国に留学していたことがあるのですが、この時期になると秋夕(チュソク)のことを思い出します。
今年の秋夕は10月1日(旧暦8月15日)です。
日本のお盆に相当する韓国の名節で、私たち食口(シック/世界平和統一家庭連合の教会員)としては「天地解怨秋夕節」でおなじみですね。
しかし実は、「秋夕」と「お盆」、先祖供養や親戚で集まる点は同じですが、似ているようで違う点もあります。
まずはその起源。
お盆はインド仏教から来た先祖供養なので、基本的に先祖を思う心が中心です。それに対して秋夕は、「中秋節」という中華文化圏の行事に近く、穀物の実りに感謝する風習が起源なので、感謝の対象は神様になります。そこに儒教が入り先祖への祭祀(さいし)が加わったとか…。
そして、ご先祖さまの滞在時間が違います。
日本は盆入りから盆明けの3~4日間ですが、韓国は旧暦8月15日の朝食の時間だけです。朝、ごちそうを供えてご先祖さまを迎え、全部ごちそうを食べたと思えば、それでご先祖さまは天に帰るそうです。
また、お供え物の内容も違います。
日本はナスやキュウリの精霊馬や五供、精進料理を用意しますが、韓国では肉や魚を含む大量のごちそうが並びます。
そして韓国では松餅(ソンピョン)を作りますが、日本のおはぎやぼた餅とはまた違いますね。
さらに秋夕は「中秋の名月」の日なので、豊作を喜んだり、中秋の名月を眺めるそうです。だから真のお母様は月を眺めていらっしゃったんだなと納得しました。
こうして韓国の文化を知ることで、真の父母様に対する理解も深まりそうです。
(和)