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スマホで立ち読み Vol.7
祝福子女の祝福から家庭出発までをサポートする
『父母マッチングガイドブック』(8)

(光言社・刊『父母マッチングガイドブック』〈2019年10月28日第2刷発行〉より)

 「スマホで立ち読み」コーナー第7弾で取り上げるのは、『父母マッチングガイドブック』です。

 「父母マッチングを通した祝福は、父母と子女の心が一つになってこそ初めて成されるものであるため、内的姿勢から外的なプロセスに至るまで、共通の理解が必要です。本書を親子で学習しながら、父母マッチングの理解を親子で深めていただければ幸いです」(同書「はじめに」より)

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Part
父母マッチングに臨む姿勢

Ⅱ.父母マッチングに臨む内的姿勢
03 本人の意思と父母の覚悟

二世祝福の主役は?
 祝福に臨もうとする二世を面接した時のことです。「本当にマッチングに臨む決意ができていますか?」という質問に、勢いよく「はい!」と答えたのは、二世本人ではなく、同席した母親のほうでした。その心意気は頼もしい限りですが、祝福を受ける本人に決意と覚悟が見られない限り、祝福を全うすることは難しいでしょう。どんなに願っても、親が子供の祝福の課題を肩代わりすることはできないからです。父母マッチングであっても、祝福を受けること自体における決断の主体は子女にあります。父母は、あくまで本人の意思を尊重し、その決断を見守るようにしてください。

父母の覚悟が子女を祝福に導く
 もちろん、その上で、父母のサポートと責任心情が必要であることは言うまでもありません。2001年以降、父母マッチングが始まったことで、全世界の祝福家庭に「二世祝福は私たちの課題なのだ」という責任意識が芽生え始めました。しかし一方では、いまだ「父母マッチングなんて無理」「二世祝福についてよく分からない」「誰かが良い人を紹介してくれないかしら……」など、他人事のように捉えている場合もあるでしょう。

 真の父母様がマッチングの権限を与えられたのは父母であって、二世本人や牧会者ではありません。誰かが良い話を持ってきてくれることを待っているだけでは、子女を祝福に導くことはできないのです。また、最後の決断を下すのは二世本人ですが、その顔色ばかりうかがっていても、マッチングは成立しないでしょう。永遠の決断であるだけに、子女にも不安やためらいがあって当然ですが、だからこそ、祝福の相手を探し、紹介する父母自身に相応の責任感や覚悟がなくてはならないのです。二世本人の気持ちの問題も含めてまず、「子女を祝福まで導く責任の主体は、私たち父母である」という覚悟を固めましょう。

 子女本人に意識がないなら、まず父母から学習の場に参加してみるのもよいでしょう。周りで子女を祝福に導いた家庭に話を聞きに行くのもよいかもしれません。時を待たねばならない場合もあると思いますが、父母の精誠と努力は、必ず子女の心に届くのです。

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 次回もお楽しみに!



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