2020.04.16 22:00
心のあり方 42
愛の架け橋となる結婚
アプリで読む光言社書籍シリーズ第11弾、『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ~心のあり方』を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
なお、この記事に記載されている「自叙伝『平和を愛する世界人として』」のページ数は創芸社出版のものです。
浅川 勇男・著
第十一章 世界が一つになって平和に暮らす
愛の架け橋となる結婚
李方子(リ まさこ)さんは、日韓両国の国際結婚の先駆けとなり、愛の架け橋となったのです。文鮮明(ムン ソンミョン)先生は、韓日、日韓の結婚を通して、両国の愛の絆を強めようとしています。その成果は着実に実を結んでいます。
韓国の新聞に、日本から来た嫁が夫の両親につかえ、「親孝行賞」を授与されたという記事がしばしば載るそうです。
「韓国に嫁いできた日本人の嫁が、体の不自由な姑と年老いた舅を真心を込めて奉養し、周囲の人たちの推薦で親孝行賞を受けたという内容です。彼女は結婚した翌日から、身体障害二級で下半身不随の姑を背負って病院を転々としながら看病を始めました。舅と姑の世話をするために一度も心置きなく帰国できなかった彼女は、当然の責務を果たしただけだと、親孝行賞をもらったことに対してかえって心苦しく思ったそうです」(自叙伝224ページ)
世界平和は、政治、経済、文化の交流によって成されていきますが、根本的に一つにするのは、真の愛です。真の愛は国境、民族、宗教の壁を越える力を持っています。真の愛は結婚によって開花します。そして、新たなる世界人類が誕生するのです。
「理想的な平和世界を成し遂げようとするとき、交叉(こうさ)祝福(他民族他宗教との結婚)より早い道はありません。他の方法では時間がどのくらいかかるか計算もできないことが、交叉祝福によって、二、三世代経(た)てば奇跡のように成し遂げられます。ですから、平和世界が少しでも早く訪れるよう、国境を超えてお互いに怨讐(おんしゅう)と思っている国の人どうしで結婚しなければなりません。結婚する前は『あの国の人は見るのも嫌だ!』と言いますが、その国の人が夫になり妻となれば、半分はもうその国の人となって、あらゆる憎しみが、雪が解けるように消えていきます。そのように二代、三代とそれを維持していけば、憎しみは完全に、根こそぎなくなります」(自叙伝227ページ)
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次回は、「自然との交感を楽しむ人」をお届けします。