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日本統一運動史 43
日本に真の御父母様を迎える準備時代㉙
本多秀雄氏、入教

 『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』をお届けします。
 創立40周の際に発刊されたこの書籍は、日本における文鮮明・韓鶴子総裁夫妻の貴重な歴史的足跡と、多岐にわたる統一運動の歴史をまとめた一冊です。
 今、改めて読んでおきたい、日本の統一運動の歴史を振り返る連載です。

歴史編纂委員会・編著

(光言社・刊『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』より)

第三章 日本に真の御父母様を迎える準備時代

三、草創期を築いた人々の歩み

(3)最初の主要都市開拓伝道以後の歩みと入教者の証し(1961.6〜)

12. 本多秀雄氏、入教(1962)

◇本多秀雄氏の手記
 「私がこの統一教会を天より示されたのは、何ともう10年近くも前のことでした。ある朝、急に私にはっきり霊感が沸いてき、そしてその開かれた霊眼によって見るこの世のありさまは、まったく言葉や筆で言い表せないほど汚らわしく、きたならしいものでした。そしてそれらのものの中で特にまたきたならしいのは人間の心でした。今まで立派な人格者だと尊敬してきた人もその心底を霊眼で見る時、顔をそむけたくなるほどの不潔な姿でした。リンゴのようなほっぺたをした美しい少女もまむしのような目を貪欲にギラギラさせておりました。口に出す人の言葉は十のうち九まで腹のうちの本心とは違うのです。すべて何をするのも何を考えるのも、信仰さえも自己を中心としたものであり、またその心は淫行を追い求めているのです。このように人間の汚らわしさは、利己主義と情欲の二つに原因することを、この時私ははっきり悟ったのです。大変なことだと思い、教会の牧師にも話しましたが、まともには聞いてくれません。このように霊的に示されたものの、理屈では一向にわからないまま時は流れました。

 ところが昨年、この原理を聞いて人間の罪の根元がこの二つに集約されているということを聞き、私はびっくりしてしまいました。これこそ本物と思い、御言の偉大さに驚嘆していたのですが、サタンも常にそんな私につきまとい、何回も『異端だぞ。そんな立派なものなら世の多くの学のある人たちが認めないはずがないではないか。惑わしの霊に迷わず正統な信仰を続けろ』と語りかけられ、原理に惹(ひ)かれながらも離れてしまっておりました。しかも教会の兄弟たちの毎週の来訪と真剣に話してくれる熱心さに再度教会を訪問するうち、今度こそ本物になりました。私はもうこの原理とこの希望を離れて私の人生はありません。兄弟姉妹、よろしくお願い致します。」(『成約新聞』第15号、1962.6.15付より)

▲本多秀雄氏

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 次回は、「日本に真の御父母様を迎える準備時代㉚」をお届けします。


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