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スマホで立ち読み Vol.9
『地域化講座~地域づくりは国づくり~天一国時代の伝道論』(1)

入山聖基・著

 「スマホで立ち読み」コーナー第9弾で取り上げるのは、『地域化講座~地域づくりは国づくり~天一国時代の伝道論』です。

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はじめに

 「地域化」という言葉がよく使われるようになったのはつい最近のことです。なぜこのような言葉が出てきたのでしょうか? それは、「時代が変わった」からです。時代の要請で生まれてきた言葉なのです。

 天の摂理の目的は不変なものですが、その手段は時代に合わせて変化もします。

 「今は成約時代ではなく、天一国時代です」と、真(まこと)のお母様が語られています。

 「天一国時代」にふさわしい教会づくりが始まったのです。

 「天一国時代」は、神氏族メシヤの時代です。ですから、神氏族メシヤが活躍できる教会づくりが必要です。

 今まで、教会の活動と氏族メシヤ活動は希薄でした。しかし本当は、教会の成長(発展)と氏族メシヤの勝利は、車の両輪のように、同時並行的に、共になされるはずだったのです。

 今日を迎えるまで、誰もが全力投球、死生決断、実践躬行(きゅうこう)で歩んできました。

 いったい、何が足りなかったのか。それを明確にすることが、新しい出発には必要になるでしょう。

 これまで、氏族メシヤ活動といえば、ともすれば各家庭がなすべきものと考え、孤立しがちであったように思います。神氏族メシヤの立場に立つ祝福家庭は、氏族のアベルです。もう一度、アベルのなすべきこと、カインとの関係などを、復帰摂理と真の父母様の勝利路程を確認しながら、神氏族メシヤの勝利の道を探りたいと思います。

 「天一国時代」は、天一国を定着・安着させていく時代です。

 長かった、荒野移動時代は終わりました。したがって、天国は「行くところ」ではなくなりました。私たちは、天国に「到着する」時代を迎えたのです。

 ですから、「天国はどこですか?」と聞かれたなら、「ここですよ」と、自分の足元を指し示すべき時代となりました。これまでの経験では、誰も答えを出せない、新しい時代なのです。
 一人のリーダーだけが答えを知っていて、そのリーダーに従ってさえいれば勝利できる時代ではなくなりました。

 何をつくりたいのか、何をすべきなのか、一人一人が知っていて、協力し合いながら、共に考え、共につくり出すことが必要なのです。

 「天一国時代」は、実体的な天一国主人の時代です。真の父母様は、天国は、「つくるもの」だということを教えてくださいました。主体的に天国をつくる人が、「天一国主人」です。自分の家は自分で建てるように、自分の国を自分でつくる時代です。それは、自分の住んでいる足元の「地域」から始まります。

 地域化とは、地域の天一国化です。そこには、苦労もありますが、建設する喜びと希望が生まれてくるでしょう。

 「地域教会づくりが国づくり」であり、「地域集会づくりが国づくり」なのです。本書が、そのための一助になれば幸いです。

二〇一八年十月

入山聖基

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 次回もお楽しみに!



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