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統一原理127のポイント 41
神が人間始祖の堕落行為に干渉されなかった理由を説明してください

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(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第二章 堕落論
40 神が人間始祖の堕落行為に干渉されなかった理由を説明してください。(『原理講論』、125~127ページ)

[創造原理の絶対性と完全無欠性のために]
 創造原理によれば、神は人間が完成したのちにおいて、初めて彼らを直接主管されるようになっていました。
 もし、神が成長期間に彼らの行為に干渉し、直接主管されれば、創造原理を自ら無視する立場に立たれることになります。
 神は絶対者であり、完全無欠なる創造主であられるがゆえに、神が定められた創造原理も、絶対的であり、完全無欠でなければなりません。

[神のみ創造主であらせられるために]
 神は自ら創造された原理的な存在と、その行動のみを干渉されます。
 神の干渉を受けるその存在や行動は、既に、創造の価値が賦与され、原理的なものとして認定されたもののような結果をもたらします。
 もし神が、堕落行為に干渉されるとすれば、その堕落行為にも創造の価値が賦与されることになり、犯罪行為をも原理的なものとして認定されるという、もう一つの新しい原理を立てる結果をもたらします。
 そうなれば、サタンも一つの新しい原理を創造したということになり、創造主の立場に立つことになります。

[人間を万物の主管位に立たせるために]
 人間が万物を主管できる資格をもつためには、神の創造性をもたなければなりません。
 したがって、神は人間に創造性を賦与し、万物を主管し得る資格を得させるために成長期間を設け、この期間が満ちるときまで人間がそれ自身の責任分担を遂行することによって、完成するように創造されました。
 もし、未完成期にいる人間を神が直接主管し、干渉されるとすれば、人間の責任分担を無視する結果となり、神の創造性をもつこともできなくなるために、万物を主管する資格も失うことになります。
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 次回は、「人類歴史が神の復帰歴史であるという証拠を、四つの観点から説明してください」をお届けします。