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スマホで立ち読み Vol.4
『ダーウィニズムを超えて~科学の統一をめざして』

 「スマホで立ち読み」コーナーで取り上げる第4弾は、統一思想研究院が贈る『ダーウィニズムを超えて~科学の統一をめざして』です。
 ダーウィンの『種の起源』発表から150年。「進化論」は生物学にとどまらず、社会問題、政治問題などさまざまな分野に大きな影響を与えてきました。本書は進化論を批判するとともに、「新創造論」としての新たな見地を提言しています。

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大谷 明史・著

(光言社刊『ダーウィニズムを超えて~科学の統一をめざして』より)

第一章 進化論を超えて
(二)生物はデザインされたものか

○進化論
 ダーウィンによれば、生物は絶えず変異しているのであり、変異した個体の間で生存競争が行われ、その中で生存に適しているものが自然選択(自然淘汰〈しぜんとうた〉ともいう)によって生き残る。そういうプロセスが長い間、行われることによって生物は進化していくという。ここで変異とは、何ら目的とか計画に基づくものでなく、全く偶然のものであって、それは「ばらつき」とか「ゆらぎ」というようなものである。ダーウィンのいう変異とは、実は遺伝しない彷徨(ほうこう)変異であったが、後にド・フリース(Hugo De Vries, 1848-1935)によって、固定されて遺伝する変異が発見され、「突然変異」と名づけられた。いずれにせよ、生物はデザインされたものではないのである。

○創造論
 神はすべてのものの創造主である。ダビデが神に「あなたの目はまだできあがらないわたしのからだを見られた」(詩篇一三九・一六)と言っているように、神は被造物を造る前に、すでに被造物の構想をもっておられたのである。したがって、生物は神によってデザインされたものである。

○新創造論
 すべてのものは神のロゴス(言〈ことば〉)によって創造された。ロゴスとは、被造物に対する神の構想、設計図である。したがって、生物は神によってデザインされたものである。

 それでは生物がデザインされたものか、否か、いくつかの例を挙げて検討してみよう。

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 次回は、「(1)キリンの首」をお届けします。


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