2019.08.28 12:00
スマホで立ち読み Vol.1
『死んだらわかるけど、それでは遅い』(4)
「スマホで立ち読み」コーナーがスタートしました!
記念すべき第1弾で取り上げたのは、北谷真雄氏のロングセラー『死んだらわかるけど、それでは遅い』。
すでに読んだよというかたも、まだ読んだことがない、知らなかったというかたも、みんな立ち読みオーケーです。
『死んだらわかるけど、それでは遅い』は第1章から第2章までをご紹介する予定です。
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北谷 真雄・著
2.父の事故をきっかけに母が霊通
父の交通事故
実は、私は幼少の頃から先祖や霊界をとても身近に感じてきました。父親の交通事故をきっかけに、私の母親が霊界に通じるようになったのです。私の五歳の時です。母は〝神様〟(霊)から指導を受けて自宅を教会(神道)にし、家族がみな宗教的生活をするようになったのです。
父親の事故のいきさつはこうです。
母をオートバイに乗せて買い物に送って行ったのですが、母の買い物の時間が長いので、いったん家に帰ることにしたのです。その途中でダンプカーとぶつかったのです。
私はまだ小さかったので、いつも父親と母親の間に座って買い物などにも一緒に行っていたのですが、その日は母親に「だめ」と言われて、一緒に行かなかったのです。それで家の前にあった神社の境内で遊んでいました。そこに叔父(父の弟)がやってきて、「お父さんが事故に遭ったから、早く病院に行こう」と言うのです。
病院で見た父の姿は悲惨でした。包帯が頭のてっぺんからつま先までぐるぐるに巻かれていました。その包帯が真っ赤に染まっているのです。その光景は、今でも忘れることができません。
医者の説明では、顔の皮膚がめくれ上がり、そこにたくさんの小石がめり込んでいる、鼻も取れているというのです。左腕は後ろ向きにひっくり返っており、右足は体の中にめり込んでいました。医者はどうせ助からないだろうと思っていましたから、応急処置として、顔の中にめり込んだ石の中の大きなものだけを取り除いて縫合しただけでした。
医者は「今夜で、だめでしょう。親族を呼んでください」と言ったのです。事故の知らせを受けて、その夜、親族が続々と集まってきました。
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次回は、「奇跡的に快復した父」をお届けします。