シリーズ聖歌 45
聖歌 第一部 55番「わが主の家庭」

 皆さまのご要望にお応えして、Blessed Lifeからも世界平和統一家庭連合の「聖歌」をご視聴いただけるようになりました。第一部1番から順にご紹介してまいります。

 今回は、聖歌の第一部55番「わが主の家庭」をお届けします。

 千葉中央修練所で聖歌指導を担当し、日本の世界平和統一家庭連合の『聖歌』編纂に大きく寄与した辻村なをみさんが作詞作曲をした聖歌です。

 今回は、「さんび」の起源をご紹介しようと思います。

 初期キリスト教において、「さんび」とは詩篇を歌うことでした。
 旧約聖書の「詩篇」が、讃美歌・聖歌の源泉です。

 福音書を読むと、イエス様が詩篇を愛踊(あいしょう)していたことを知ることができます。

 また使徒行伝に「信者たちは日々心を一つにして、パンをさき、よろこびと、まごころとをもって食事を共にし、神をさんびした」という部分がありますが、この「さんび」も詩篇を歌ったものです。

 時代が進み、形骸化したキリスト教に宗教改革ののろしをあげたルターは、「音楽は神からの賜物」と表現しました。

 「音楽は神からの賜物であって人間のものではない。音楽は悪魔を追い払い、人々を幸福にする。音楽と共にある時、人はあらゆる憎しみ、野卑、高優、その他の悪徳を忘れる」

 聖歌や讃美歌は、慰労と感動をもって人々の魂を神のもとにいざなう聖霊の役割を担ってきました。

 み言葉は神から人への語りかけとして、また讃美のうたは人から神への呼びかけとして、信仰生活の両輪のような働きをするとも言われています。

 信仰復興運動が起きるとき、そこには必ず、心から湧き上がる歌声があったのです。(参照:中和新聞 vol.590、591「聖歌の心情をたずねて①、②」)

 他の聖歌もYouTubeU-ONE TVチャンネルの再生リスト「聖歌」からご視聴いただけます。