2019.07.17 22:00
シリーズ聖歌 41
聖歌 第一部 49番「いざ立ち、呼ばわれ」
皆さまのご要望にお応えして、Blessed Lifeからも世界平和統一家庭連合の「聖歌」をご視聴いただけるようになりました。第一部1番から順にご紹介してまいります。
今回は、聖歌の第一部49番「いざ立ち、呼ばわれ」をお届けします。
1952年、朝鮮戦争の真っただ中にあった韓国で作られ、長く歌い継がれてきたキリスト教の讃美歌です。
当時26歳で、中学校の国語の教師をしていた石鎭榮(ソク・チニョン)女史が避難地である釜山(プサン)で書いた詩に、朴在勲(パク・チェフン)牧師が曲をつけてつくられました。
原題は「目を上げて天を見よ」といいます。
歌詞は朝鮮戦争下での韓民族の受難と、力を失い、苦しむ人々を救うことを諦めてしまったキリスト教会へのやるせない思いを表現したものとなっています。
韓国語は4番まであり、その全てが「信じる者よ、どうするのか」という問い掛けの言葉で終わります。
韓国語の歌詞(編集部訳)を紹介します。
1. 目を上げて天を見よ
乱れた世界の中で
傷ついた霊の嘆息する声が、
至る所で聞こえてくる
光を失った人々が、
道に迷いさまよい歩き
放蕩息子のように気力も尽き果てて
信じる者よ、どうするのか
2. 目を上げて天を見よ
闇に包まれた世界の中で
叫ぶ声は尽きないが、
生命水はかれてしまった
罪を身代わりされた主は、
善なる者を探されるが
応える者はどこにいる
信じる者よ、どうするのか
3. 目を上げて天を見よ
主は生きて働かれる
力なき者を召し、
天のみ旨を伝えられた
生命水はイエスただ一人、
初めにして終わりの者
主はあなたを呼ばれる
信じる者よ、どうするのか
4. 目を上げて天を見よ
復活されたキリスト
全ての民を愛され、
長い間耐えて待たれた
愛なるわれらの救世主が、
審判される日
その日はすぐ近くに来ているが
信じる者よ、どうするのか
日本語の歌詞は3番までで、1976年の聖歌編さんのときに辻村なをみさんによって作詞されました。
自分の考えにとらわれうつむきたくなる時こそ、真っすぐ目を上げて、天の心情に心を寄せる私となることができますように。
他の聖歌もYouTubeのU-ONE TVチャンネルの再生リスト「聖歌」からご視聴いただけます。