2019.07.04 22:00
【新連載!】
心のあり方 1
はしがき
今回からアプリで読む光言社書籍シリーズ第11弾、『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ~心のあり方』を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
なお、この記事に記載されている「自叙伝『平和を愛する世界人として』」のページ数は創芸社出版のものです。
浅川 勇男・著
はしがき
人は誰でも幸福を求めて生きています。例えば、結婚するのは幸福のため、子供を育てるのも幸福のためです。一般的に、親が子供に願うのは幸福な結婚と家庭生活をすることです。そして、多くの孫に囲まれて幸福な老後を過ごしたいと願っています。
では、あなたは願いどおり幸福になれましたか? 現実には、なかなか思うようになれません。なれるようでなれないのが幸福です。
車の運転は、自動車教習所の指導員が教えてくれます。英会話は、英語学校の教師が教えてくれます。では、真の幸福になることを教えてくれる教師はどこにいるのでしょうか。
人は体だけでなく心で生きています。心で幸福を感じます。では、どんな心で生きれば幸福になれるのでしょうか。幸福を引き寄せる心のあり方とは、どんな心なのでしょうか。それをはっきりと教えてくださる先生がいます。その方こそ、自叙伝の著者である、平和を愛する世界人、文鮮明(ムン ソンミョン)先生なのです。
自叙伝を読めばそのことが確信できます。文鮮明先生は人類を幸福にするために生涯を捧げられました。少年の頃、既に、その志を固められていたのです。
「私は人々の流れる涙をぬぐい、心の底に積もった悲しみを吹き払う人になりたかったのです。……人々に幸福をもたらす者になろうという心だけは固まっていきました」(『平和を愛する世界人として』以後、自叙伝58ページ)
15歳のとき、霊的にイエス・キリストと出会い、天命を授かりました。
「苦しんでいる人類のゆえに、神様はあまりにも悲しんでおられます。地上で天の御旨(みむね)に対する特別な使命を果たしなさい」(自叙伝62ページ)
幸福を求めて葛藤している私たちも、「苦しんでいる人類」の一人です。正に、私たちを幸福にして、神様を喜ばせてさしあげるために、文鮮明先生は苦労の道を歩まれたのです。迫害、誹謗(ひぼう)中傷、逮捕、拷問、強制労働、ありとあらゆる苦難が津波のように襲いましたが、一度も、ひるんで後退したことはありませんでした。文先生の人類に対する真(まこと)の愛がそうさせたのです。
「真なる愛は、与え、また与えても、なお与えたい心です。真なる愛は、愛を与えたということさえも忘れ、さらにまた与える愛です。私は生涯、そのような愛に酔って生きてきました。愛以外には、他のどのようなものも望んだことはなく、貧しい隣人たちと愛を分かち合うことにすべてを捧げてきました。愛の道が難しくて涙があふれ、膝をへし折られても、人類に向かう愛に捧げたその心は幸福でした。今も私の中には、いまだすべて与えきれない愛だけが満ちています」(自叙伝5─6ページ)
自叙伝には、幸福になるための心のあり方が、百科事典のように散りばめられています。その中から、真の愛に輝く12個の言葉を選んでみました。
文鮮明先生は「言葉には魂があります」(自叙伝289ページ)と言われます。12個の言葉は、文鮮明先生の魂であり、真の愛にあふれています。言葉を学習すれば、幸福になるための心のあり方が分かります。
そして、学ぶだけではなく、文鮮明先生の真の愛の魂に触れてください。あなたの人生に、魂の覚醒を起こしてください。困難に立ち向かう勇気と希望を抱いてください。そのために、訓読と書写があります。
自叙伝の言葉を、声を上げて読み、耳で聞きます。言葉に込められた真の愛が心の中に入り込んできます。魂が覚醒して言葉と同化します。これを、訓読といいます。訓読は「魂の食事」です。
さらに、み言(ことば)を紙に書いて、瞑想(めいそう)します。これを、訓読書写と言います。紙は書く人の心を現しています。言葉の書写を通して、み言を心に書き写すのです。文鮮明先生の真の愛の心を自分の心に書き写すのです。心の移植をするのです。こうして、心のあり方を「学ぶ」だけではなく、「心そのものに成る」のです。
訓読書写に関しては、既に拙書『心の書写』(光言社)が第一集として出版されています。本書は、既に訓読書写している方々にとっては、第二集の自叙伝書写講座になります。
本書が、皆様の心のあり方を革新して、至福の人生開門の一助となれば幸いです。
著者
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次回は、「今、あなたは幸福ですか?」をお届けします。