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幸福への「処方箋」24
第四章 真の神主義
神主義

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第4弾、『幸福への「処方箋」~統一原理のやさしい理解』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

野村 健二(統一思想研究院元院長)・著

(光言社・刊『幸福への「処方箋」~統一原理のやさしい理解』より)

神主義
 では、科学的な公益判断とはどういうものかといえば、この宇宙と人間の創造主であられる神が設定された形状的な法則性を、独断を交えずに、実験的、客観的、機能的にとらえたものだといえます。

 しかし、科学だけでは、そのような法則性のもとに宇宙と人間を創造された神の主観的な意図を知ることはできません。この主観的な意図、目的を啓示によって明らかにしたのが、旧約・新約時代は『聖書』、現代では統一原理です。

 本書の第一部で明らかにしたように、『原理講論』には、神が堕落した人間を創造本然の人間に生み直し、つくり直すメシヤを送る条件をどのように整えていかれたかが、まさしく科学的に、数学的な精密さで説明されています。

 この統一原理と科学に基づいて、公益にかなうように行動すれば、またその場合にのみ、 我々はすべて神が創造されたとおりの人間に立ち帰り、真に幸福になることができると私は信じます。このように、神が意図された人間創造の目的と手段を、統一原理と科学が明らかにする原理に基づいて、はっきりと理解して行動することを「神主義」と名づけましょう。この神主義に基づく公益判断のみが人間の一人一人を本当に幸福に導くことができるのです。(続く)

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 次回は、第二部 第四章の「共通目的と授受作用」をお届けします。