2025.04.09 17:00
レダ摂理 4
『世界家庭』に掲載された飯野貞夫さんの証しを、毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
飯野絢子(あやこ)さんの証しに続き、絢子さんの夫であり、サウジアラビア国家メシヤとして活躍した飯野貞夫・天一国特別巡回師(777家庭)のレダでの歩みを紹介します。(一部、編集部が加筆・修正)
レダの開拓を「400年でも続けるのだ」とお父様
このとき(2000年11月30日に行われた公館の奉献式)真の父母様は、公館を「水一荘」と命名してくださいました。そして現地の40人ほどの労働者たちや、警備してくれている警察や海軍の人たちまで、国家メシヤと一緒に訓読室に招き入れ、み言を語ってくださいました。真のお父様は、「ここにいる日本人は年を取っているからお兄さんで、現地の労働者は若いから弟だ。兄と弟が一つになってレダを開拓してこの国を天国にしていけるように」と語られました。
食口も労働者たちも分け隔てなく真の愛で包まれる真の父母様によって、皆、神霊に満たされました。真の父母様の飛行機が離陸した後も、労働者たちは感動冷めやらぬといった感じで、夜遅くまで真の父母様について語り合っていたそうです。
公館の備品は、国家メシヤたちがそれぞれの国を代表して整えました。ある国はじゅうたんを、ある国はベッド一式を、またある国は応接セットを、という具合に分担したのです。これには多くの宣教師たちも貢献してくれました。
翌12月1日、真のお父様はナビレキで、翌2001年1月13日に「神様王権即位式」を挙行することを発表されました。韓国・清平(チョンピョン)でその式典に参加したとき、ステージの下に世界各国からささげられた供え物が置かれていて、感動を覚えました。レダの公館が、世界を象徴する各国からの供え物をささげて奉献されたのと同じように、歴史的な式典である「神様王権即位式」も世界からの供え物で祝賀されていたのです。
私たちは知らずに国家メシヤたちに呼びかけて行ったことでしたが、真の父母様は、それを内的条件として受け止めてくださったのだと確信しました。み意(こころ)にかなっていたことに、改めて感謝をささげました。
2003年5月3日、米国・ニューヨークのイーストガーデンで、それまでのレダ開拓のご報告をすると、真のお父様は「レダは勝利したね。でもこれで終わりではないよ。40年、400年でも続けるのだ」と語られました。
そして、それからちょうど10年後の2013年5月3日には、パラグアイの現職大統領をレダに迎えて、パクー稚魚の放流式典をなすことになるのです。
(続く)
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次回は、「農業に向かない土壌に苦戦し、漁業にも着手」をお届けします。