2024.12.15 17:00
祝福結婚への準備 4
動画「二世のための祝福結婚講座」をもとに、祝福に向かう具体的な準備やプロセスについて、毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
父母マッチングに取り組む二世やその父母の皆さまにぜひ読んでいただきたい内容です。
※本文中の内容は2020年時点のものです。最新の情報に関しましては、最寄りの教会までお問い合わせください。
(2)祝福準備
③祝福候補者の条件を備える
今回は、祝福候補者になるための資格条件について確認します。
世界基準で定められた候補者認定のための条件を満たさないと、祝福は受けることができません。
その資格条件は以下の二つです。
統一原理・み言の学習
まず一つ目が統一原理、み言(真の父母様の教え)の学習です。
特に21日修練会に参加することが願われています。
なぜ、み言の学習が大切なのでしょうか。
神はみ言、すなわちロゴスによって被造物を創造されました。
従って、私たちがみ言を訓読(真の父母の教えを読むこと、学ぶこと)・学習して実践することは、自分自身を創造していくことでもあるのです。
真の父母様は70日間の原理修練会の伝統を立てられました。2日修、7日修、21修、40修、合わせて70日です。
み言のとおりに実践することにより自分自身を創造することを願われたからです。
そして、アダムとエバは長成期完成級で堕落しました。
従って、私たちは祝福を受ける前に、長成期基準となる21日修練会に参加することが必要とされているのです。
現在、日本では千葉中央修練所で21日修練会が開催されています。
祝福前に千葉中央修練所での21日修練会に参加することが強く推奨されているのは、み言学習の観点と同時に、このような原理的な位置を復帰するという目的も含まれているのです。
ただ、仕事の関係や体調面など、さまざまな事情で参加できないかたもいらっしゃるかと思います。
自身の事情を超えて参加することでより大きな恩恵があるという側面もあるので、極力参加することが願われていますが、どうしても参加が難しい場合は、国際基準で定められている学習項目を所属教会に通いながら履修するという方法もあります。
み言の履修内容は、「統一原理」「真の父母様の生涯路程」「信仰生活講座」「祝福の意義と価値」の4項目です。
本来は21日間かけて学ぶものですので、時間はそれなりにかかります。
所属教会の家庭部長や成和部長に相談しながら、計画を立てて、しっかりと学ぶようにしてください。
告白面接
次に「告白面接」というものがあります。
これは自分の過去の過ち、つまり「罪」を天の前に告白するための面接になります。
本来祝福というものは罪なきアダムとエバに与えられるものなので、私たちも祝福の恩恵を授かる時には、罪があってはいけません。
もし過去に罪を犯してしまったならば、祝福を受ける前に正しく天の前に告白をし、必要であれば蕩減(とうげん)条件を立てて清算をしなければならないのです。
このことについてもう少し詳しく説明をしたいと思います。
罪として告白する内容は、主にⒶ男女問題、Ⓑ心情蹂躙(じゅうりん)問題、Ⓒ公金問題の三つです。
真の父母様はこれを「天法三カ条」として発表され、特に戒められてきました。
Ⓐ男女問題
男女問題とは、愛と性の問題のことをいいます。
具体的には異性と交際をしたことがあるのか、そして、性欲を主管できているのかという問題です。
ここで勘違いしてほしくないのは、人を愛することも、性欲を持っていることも、それ自体が悪ではないということです。
大切なのは「愛すること、性関係を持つこと」は「神が認めた時に、神が定めた相手とする」ということです。
アダムとエバはそれができず、罪の世の中が始まりました。私たちは祝福のその時まで愛を守り、性欲を主管しなければなりません。
Ⓑ心情蹂躙問題
心情蹂躙問題とは、相手の心を深く傷つける言動のことです。
Ⓒ公金問題
公金問題とは、教会のお金、特に食口(シック/家庭連合の教会員)が精誠を込めてささげた献金などを、盗んだり勝手に使ったりすることです。
もちろん、このほかにも法に触れるようなことは行ってはいけません。
天の前に正しく報告をする
私たちは一般社会の中で多くの誘惑を受けています。
特に男女問題、愛と性の問題は、一般社会では当然のこととして扱われています。
むしろ「異性に興味を持たない方が不健全だ、恋愛を楽しんだらいい」と、そのように私たちに迫ってきます。
それに負けない強い心を持つことが何より重要ですし、もし幼さ故に誘惑に負けたことがあれば、それを清算する必要があるのです。
自分の過去の過ちを告白するというのは簡単ではありません。
自分の心の弱さに向き合うわけですから、惨めな気持ちになるかもしれません。「神様から身を隠したい」と思ってしまうかもしれません。
しかし神は私たちを決してそのように見ていません。
私たちが10のうち9不義なる行いをしたとしても、一つでも天の前に義なる行いをすれば、そのたった一つの条件をつかんで自分の子女だと誇りながら善の方へ、善の方へと引っ張っていきたい、そのような心情を持っておられるのが親なる神です。
反対にサタンはどうかというと、私たちがどんなにいいことをしたとしても、一つでもサタンに讒訴(ざんそ)されるような行いをしてしまったら、その一つの条件を取って悪の方へ、悪の方へと引きずり込もうとするというのです。
ですから、もし過去に罪を犯したとしてもそれを正しく天の前に報告をする、それが告白面接の場です。
天の前に正しく向き合って悔い改めの心情で告白し、必要な蕩減条件を立てることを通して、今までの自分の罪が許されていくのです。
言い方を変えれば、真の父母様が罪の全てを天の前にとりなしてくださる、そのような貴い場が告白の場です。
その上で、神の前に出ることのできる条件を立てることで、天の側に復帰することができます。
信仰生活を正しく送る
そして所属教会を明確にし、礼拝参加や十一条献金などの信仰生活をしっかりと行うことが大切です。
礼拝を通して自らの一週間の行いを振り返り、牧会者の助言を受けて新しい一週間をスタートしましょう。
十一条献金とは、ひと月の収入の10分の1を献金として天の前にささげることです。
そうすることで、残りの10分の9も神様にささげたことになり、聖別された生活を送ることができます。
信仰生活を正しく送ることは、神と共に生きるということでもあります。
「信仰を守る」ということは、イコール「自身も信仰に守られる」ということでもあるのです。
---
ただいまU-ONE TVでは、動画「二世のための祝福結婚講座」を再配信中!
12月からは、実際に父母マッチングに臨むための内容を映像でお届けします。
来年2025年4月の祝福に向けてラストスパートをかけるあなたのために!
そして改めて祝福結婚の意義と価値を噛み締めたいあなたのために!
ぜひ自宅や教会でご活用ください。
ご視聴はこちらから↓↓