2024.12.11 12:00
推しの一冊 Vol.4
天苑宮・天一聖殿入宮、その日を迎えるための必読の一冊
不定期でお届けするBlessed Life編集部「推しの一冊」。
今回の推しは、『天苑宮・天一聖殿入宮と天寶家庭の使命~天の父母様の夢が花咲く日』(光言社)。
2025年4月に予定されている天苑宮・天一聖殿入宮式は、天の父母様を地上にお迎えし、侍りながら暮らす天国生活が始まる瞬間です。
本書は、その日を迎えるに当たって、天苑宮・天一聖殿入宮の摂理的意味と真のお母様の願いを知るとともに、私たちが天寶家庭として過去・現在・未来に対して果たすべき使命を理解するために制作されました。
本書の出版の目的と要点がぎゅっと詰まった「はじめに」を、丸ごと掲載してご紹介いたします。
はじめに
天の父母様(神様)の夢を地上で成してさしあげる真の父母によって、天苑宮(チョヌォングン)が建立され、来年には天の父母様をお迎えする入宮式をするようになります。このとてつもない、ときめき、胸がいっぱいになる感謝と喜びを、どうして私たちだけで享受することができますか。
世界の80億の人類が皆、共に、天の父母様を地上にお迎えする日に向かって走っていかなければなりません。天の父母様の懐に人類が一つになって抱かれるその日のために精誠と努力を尽くして、その日を世の中に知らせる祝福家庭、皆さん全員となることを祝願いたします。(真のお母様、天地人真の父母様天宙聖婚64周年記念式でのみ言、2024・4・24)
天一国(てんいちこく)13年天暦3月16日(2025年陽暦4月13日)の天苑宮・天一聖殿入宮式まで8カ月を切り、Dデーに向けてカウントダウンの段階に入っています。
天の父母様が地上に安着される日となる天苑宮・天一聖殿入宮式は、6千年の人類歴史において、最もうれしく喜ばしい聖なる一日です。この日は、天の父母様が太初に夢見られた「天の父母様のもとの人類一家族理想」が、6千年を経て、ついに地上に着地する日です。
また、天の父母様の前に人類歴史上最高の孝行を尽くしてこられた真の父母様が、そして今、地上で天の摂理を牽引(けんいん)される独り娘・真のお母様が天上の真のお父様と共に、天の父母様に最高の栄光をお捧げする日でもあります。「天の摂理と人類歴史の完成」の幕が開く天宙史的な事件と言ってもいいでしょう。
そこで改めて、天苑宮入宮に対する摂理的な意味を整理しておきましょう。
真のお母様は、“天の父母様の夢が、子女たちと一緒に暮らす地上での生活、地上天国生活だとしたら、家がなければなりません”とおっしゃいました。ですから、天苑宮の最も根本的な意味は、「天の父母様と子女たちが一緒に地上で天国生活をする家」ということになります。
この根本的な意味をもとに、以下の三点で整理してみましょう。
◆天苑宮・天一聖殿
その第一の意味は、天一国時代に天心が安着する「天苑宮・天一聖殿」であるということです。神様を父母として迎える永遠なる地上安着の基地でもあります。
真のお母様は、“天苑宮は永遠の聖殿である”と語り、“世界人が懐かしみながら訪れたいと願い、ここで暮らしたいと願う所でなければならない”とおっしゃいました。そして、“天苑宮・天一聖殿は天宙の本部になる”と語り、設計から一つ一つの細部にわたって指導され、意味を付与してくださいました。
「天苑宮・天一聖殿」は、聖殿中央に人(私自身)が立つことにより、天と地と人を象徴する“天地人”一体の理想が表象されるように構成されています。また、左右にある14点の巨大な天一聖画を通じて、真の父母様の生涯路程と平和理想実現に向けた天の摂理の経綸(けいりん)が表現されています。
天の父母様が地上に安着することを通して、天の摂理と人類歴史の完成、そして「天一国主権」が立てられることを象徴します。
聖殿に一歩入れば、天の父母様の天心と人類の孝情(ヒョヂョン)が触れ合う感動と歓喜の瞬間を迎えます。真の父母様の生涯路程は、人類を聖殿に招き入れ、天の父母様との感動の出会いをなす瞬間のためにあったのかと思えるほどに、荘厳で雄大であり、かつ、真の父母様の赦(ゆる)しと愛の繊細な心情に包まれるのです。
天の父母様と真の父母様に侍(はべ)り、人生を天に捧げてこられた諸先輩の足跡も描かれています。真のお母様が未来永劫(えいごう)にわたって残したいとお考えになっている心情世界が満ち満ちており、思わず感謝と感動の涙を誘います。
◆教育の殿堂
第二の意味は、天一国時代に天の民の生活様式を教育する「天苑宮教育の殿堂」であるということです。
真のお母様は、“世界のすべての人類が天苑宮に来て、教育を受け、事実を見て、父母の業績を見て、祝福を通して生まれ変わった子女になって、地上生活を充実させ、美しく、実りあるものにしなければならない”と語られました。
また、天寶(てんぽう)祝福家庭には“精誠と努力を尽くして、天一聖殿に記録されるような実績を持たなければならない”とも語られました。
天苑宮は、天の父母様に侍る「天国生活」の伝統を継承し、私たちが生活信仰として着地させながら万民に拡大していくための基地ともなります。
真の父母様が生涯を通して教えてくださった核心は、「ために生きる」伝統です。平和世界実現の道は、父母の心情を中心とした兄弟姉妹として、互いにために生きる道しかありません。
その意味で天苑宮は、真の父母様の生涯路程を教育して、「天一国の民」を生育、繁栄させていく場所であり、天寶家庭、祝福家庭の愛天・愛人・愛国の実践生活が“天一国時代の使徒行伝”として記録されていく殿堂でもあります。
◆天一国の中央庁
第三の意味は、天一国時代に天の統治が実体的に展開される「天苑宮中央庁」であるということです。
真のお母様は、「天苑宮は天一国の中央庁の概念」であるとして、“実際に地上におられる真の父母様が、人類に相対し、すべての国々を相手に治める所である”とおっしゃいました。さらには“全世界の指導者たちは、今日起きているすべての難問解決のためにここに来てひざまずき、天の哀れみと知恵と祝福を受けなければならない”とも語られました。
そのため、天苑宮は「天一国の中央庁」として、天の父母様が真の父母様を通じて全世界を治める場所であり、「天一国を治める政府」を象徴し、真の父母様を中心に天一国の経綸が行われる核心機関となります。天一国の理想を中心に和合と統一を成し遂げる共生共栄共義の平和世界実現の象徴でもあるのです。
国際会議場や宴会場はもちろん、真の父母様の執務室も設置され、世界の指導者たちと向き合う中央庁ともなります。
以上の天苑宮の三つの摂理的な意味を考えてみると、天苑宮入宮式こそ、天宙史に長く残るであろう歴史的な勝利奉献儀式になるに違いありません。私たちは、最高の精誠を尽くして準備していかなければならないでしょう。
真のお母様は、“砂嵐が吹き荒れる砂漠で探し出したその小さな針一つは、独り娘であるお母様と一つとなることのできる子女だった”とおっしゃいました。そうです。私たちは、お母様が困難な逆境の中で見つけ出された針のように貴重な子女たちなのです。いや、絶対にそうならなければなりません。
そのような私たちが真のお母様と一つになるのは当然のことであり、宿命です。そして、お母様と完全に一心、一体、一念、一和となることこそ、入宮式を勝利的に奉献するための最も核心的な条件ではないでしょうか。
本書は、私たち一家庭一家庭が勝利すべき「天寶家庭」、「天苑宮・天一聖殿」の摂理に関連した真の父母様のみ言(ことば)を選び、抜粋して整理、編集したものです。「天寶家庭」については、その使命を全うするために、私たちが過去、現在、未来に対して果たすべき責任についてもそれぞれ章別に掲載しました。また、「天苑宮・天一聖殿」に関しては、奉献式に至るまでのみ言および奉献式での祝祷とともに、真のお母様が入宮式に向けて語られたみ言を掲載しました。
天一国12年、青龍の年、真のお母様と完全に一つとなって飛翔、昇天し、来年の天苑宮・天一聖殿入宮式を必ず勝利する私たちとなってまいりましょう。
2024年8月
天の父母様聖会
世界平和統一家庭連合