https://www.kogensha.jp/shop/detail.php?id=4270

スマホで立ち読み Vol.19
『真のお母様、感謝します』27

(光言社・刊『真のお母様、感謝します』より)

 『真のお母様、感謝します』の一部を「立ち読み」でご覧いただけます! 毎週火曜日にお届けします
 真のお母様(韓鶴子〈ハン・ハクチャ〉総裁)との出会いの証しを集めた貴重な一冊です。

---

私の心に響いた真の愛
中村 惣一郎
(777双)

 真のお父様は、1965年1月28日、第1次世界巡回路程の最初の訪問国として、日本を訪ねてくださいました。
 西川勝(崔奉春〈チェ・ボンチュン〉)先生(36双)からお父様のお話を伺っていましたが、当時はお父様とはお呼びせず、「大先生」とお呼びしていました。まだ一度もお会いしたことはなく、お写真でもお顔を拝見することがあまり多くはありませんでした。

 イエス様の果たせなかった使命を成就されるために、再臨主としておいでになったお方をどのような心情でお迎えしたらよいのか、戸惑っていたことを思い出します。長年、真の父母様に侍り、子女様を見守ってこられた申美植(シン・ミシク)先生(西川先生夫人)が、深い心情でお父様をお迎えすることができるように、私たちの心を整えてくださっていました。

 このとき、真のお母様は韓国におられ、お父様に同行されたかたがお母様からのメッセージを私たちに伝えてくださいました。
 「愛という言葉の持つ限りない意味を込めて、あなたがたを愛します」というものでした。
 まだ教会の基盤のない草創期、お母様とお会いしたこともない、お写真を拝見したこともない時代でした。このみ言(ことば)を通して心にしみるお母様の愛を感じました。全国の食口(シック)たちも本当に慰めを受け、勇気を与えられたと思います。

 それから20年近く経(た)った1983年夏、お父様のお供をして、アメリカ・マサチューセッツ州のプロビンスタウンでマグロ釣りをしたときのことです。
 ある日、嵐が来るから早めにマリーナ(ボートの停泊所)に戻るようにという連絡が入り、私たちは午後5時くらいに着きました。近くの出店を見ながら777双の兄弟と2人で迎えの車を待っていました。

 そこに普段着姿のお母様が来られました。私たちがご挨拶すると、お母様は、「お父様はまだですか?」と日本語でお尋ねになりました。私たちは、「もうすぐ、お帰りになると思います」とお答えしました。

▲真のお母様と子女様

 お母様は、手に持っておられたドーナツをポッと割って、私たちに下さったのです。それはあまりにも自然な行為でした。
 とても不思議な感じがしました。“これは何なのだろう?”と、お母様を通して体験した感覚の世界を、自分なりに尋ね求めてみました。

 「このドーナツを食べなさい」と言われれば、それに対して「ありがとうございます」というような会話が普通であろうと思うのです。しかし、そのときのお母様の印象は、もっともっと近い感じだったのです。
 私は、“そうだ! ご自身の子女である興進(フンヂン)様と私たちを同じように扱ってくださっている。ご自分の子女様と他人の子女との差がないのだ”ということに気づいたのです。よく、「カインの子女を愛して、それから、アベルの子女を愛する」と聞いていましたが、お母様におかれては、その差がないのです。

【お父様がお母様について語られたみ言】
 お母様は、真の母になり、真の妻になり、真の娘になる、その三つをすべてしなければなりません。一つするのも大変ですが、お母様はそれをすべて成し遂げました。
(天一国経典『天聖経』21314

---

 次回は、「海のような人生を送られるお母様」(金錫柄をお届けします。お楽しみに!


◆「一気に読んでしまいたい!」というあなたへ

『真のお母様、感謝します』を書籍でご覧になりたいかたは、コチラから

映像でご覧になりたいかたはコチラから

▲画像をタッチすると視聴できます