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自叙伝書写 感動体験集
73回 母子書写で希望大学合格

(女性 50代)

 「自叙伝書写 感動体験集」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。
 初出は2018年に配信されたものです。

 息子は小学校から高校までずっとサッカーばかりしていて、礼拝はほとんど欠席、勉強もおろそかになっていました。

 部活を引退後、突然「〇〇大学に行きたい」と言って塾に通い始めましたが、学力が追い付かず、希望大学には合格できませんでした。浪人して再受験することに決め、予備校に通いました。

 第一志望大学合格を目指して、サッカーはせず、毎週教会(世界平和統一家庭連合)の礼拝に行く生活をしました。その頃、青年部で書写の取り組みが始まり、母子で毎晩書写するようになりました。

 3回読み上げて書写をし、書写用紙の空いている所に願い事と訓読や礼拝説教で心に残ったみ言を書いて、今日の反省と明日への決意をして祈祷しました。

 息子は毎日、「〇〇大学合格」と書いていました。ごみ捨て、皿洗い、時には洗濯までしてくれるようになりました。勉強も好きになりました。

 その後、息子は第一志望大学の公募推薦試験を受けて合格しました。合格自体も夢のような話でしたが、「合格通知書」が届き封筒の中を見ると「成績優秀者授業料等免除通知」が入っており、なんと合格上位10人は授業料などが半額になるという特待生に選ばれていたのです。

 「俺ってそんなに勉強できたのかな」と本人もびっくりです。「毎日の書写が良かったんじゃないの?」と言ったら、「受かったんだから、それはそうでしょ」と言っていました。

 毎日の書写の精誠が土台となって、礼拝の説教がよく分かるようになり、その結果、勉強が好きになり、家の手伝いもよくするようになったのだと思います。大変身です。

 二世は神様からたくさんの才能を頂いていると思います。それを引き出してあげ、発揮させてあげられるかが鍵だと思いました。

 家族で書写することにより、家族の心情も一つになることを感じました。