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シリーズ聖歌

 世界平和統一家庭連合の「聖歌」を、第一部1番から順にご紹介してまいります。

 今回は、聖歌の第一部31番「召されし身」をお届けします。

 この聖歌は、日本宣教にも深いゆかりがある特別な歌です。崔奉春(チェ・ボンチュン/日本名、西川勝)宣教師がこの聖歌を歌って日本宣教に出発したことが、真のお父様の自叙伝『平和を愛する世界人として』に記されています。

 その出発を見守るのは、わずかな教会員と霊界のみ。送り出す親の思いと、応えようとする息子との、万感迫る孝情の思い出の聖歌が「召されし身」なのです。

 この歌はもともと韓国キリスト教の復興に功労のあった曲で、作詞者は李浩雲(イ・ホウン)です。彼は1951年、朝鮮戦争の混乱の渦中に、主の僕(しもべ)として召命された感動を受けてこの詩を書きました。時代の激動の中で、深く祈り、献身の誓いを新たにした信仰の告白です。

 その詩に作曲したのは、オルガニストで多くの賛美歌・国民愛唱歌を作った朴在勳(パク・チェフン)です。

 この聖歌が私たちに愛唱されるようになったのは、いつからでしょうか。それは1953年、拠点をソウルに移す以前の、釜山(プサン)の時代の終わりのことでした。

 劉孝元(ユ・ヒョウウォン)先生(初代協会長)が伝道され、この時運を逃すまいとされたのか、真のお父様は年末から翌年にかけて釜山で修練会を開かれました。

 修練会には劉先生のいとこである劉孝敏(ユ・ヒョウミン)先生も参加したのですが、修練会の合間にお父様から何か歌うようにと言われた劉孝敏先生は「召されし身」を歌いました。劉孝敏先生は、「お父様にお会いしたら、私の愛するこの歌を最初に歌っておささげしたい! これはお父様のための歌だ」と思っていたそうです。

 真のお父様は大変感動されて、この時から愛唱されるようになったのです。

 その後、この歌は信徒たちに多く歌い継がれて、私たちの信仰を勇気付け、主への愛を鼓舞してくれる聖歌となりました。

(参照:『世界家庭』2020年5、6月号「続・聖歌のめぐみ」)

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