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日本を愛した文先生の足跡 9
福岡

(光言社『グラフ新天地』392号[2001年3月号]「日本を愛される文先生の足跡」より)

 8月20日に迎えた「文鮮明(ムン・ソンミョン)天地人真の父母天宙聖和」12周年を記念して、毎週火曜日配信(予定)でお届けします。(一部、編集部が加筆・修正)

神が褒めたたえられる故郷の一角となれ

 1965年25日午後742分、文鮮明先生の乗られた列車が福岡に到着しました。出迎えた教会員と固く握手をされます。…午後8時、文先生は休憩の時間を惜しまれ、「行きたいところ、会いたい人、住みたいところ」と題して、約1時間半にわたってみ言を語られました。

▲博多駅にて

 「故郷を持つということは、父母の心情の因縁でそこに生まれたという意味でなければならない。真の親が初めて見た世界、真の親が初めて聞いた音、真の親が初めて生活したものを始めとして、それに続いてわれわれが見たり聞いたり携わったり、生活するその地が本来の故郷である。…そこがわれわれが行かなければならないところである。…この地が、神が褒めたたえられる故郷の一角となるように、どうぞよろしく。…福岡は地が良い。祝福を受けた。…国家建設の時には重大なる功労功績を残した地名を汚すな」

一人一人にハンカチを手渡されて

 み言の後、わずかな料理を皆に分けてくださいました。そしてそこにいた全員にハンカチを1枚ずつ下さいました。「世界基督教統一神霊協会」の印が押されているハンカチです。

▲文先生が一人一人に下さったハンカチ(中村惣一郎氏所蔵)

 夕食後、夜12時ごろから和動会に入り、文先生は韓国の歌を56曲歌われ、終了したのは2時ごろでした。

 翌6日、文先生は朝食を取られた後、「東園聖光之地 萬民拜服福岡」の揮毫(きごう)を下さいました。そして聖地決定のため、西公園に向かわれました。片手に市内全域を見下ろし、片手に博多湾を望む風景の美しいところです。

▲揮毫される文鮮明先生(196526日)

▲福岡のために下さった揮毫

 …福岡出発の数分前、文先生はすべての教会員に力強い握手をされ、悠然と機上の方へ歩まれました。振り返り、振り返り、メンバーの見送りに応えられます。タラップを上がり、機上からも手を振られて、115分、2日間にわたる福岡滞在を終えられました。

 次に文先生が福岡を訪問されたのは、196771213日でした。文先生は最初に「みんな、うれしいだろう。やっと会えたんだね!」と言われ、み言を語られました。

▲み言を語られる文先生(19677月)

▲西公園内の聖地にて(1967713日)

(参考/「成約新聞」特集号1965315日号、『日本統一運動史』)