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私の心の中にいる神様 20

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週月曜日に配信予定です。
 初出は2020年に配信されたものです。

嫌で仕方なかった自己牧会プログラム

(女性 40代

 私はみ言を聞いてから14年の間、ずっと天の父母様(神様)を遠くに感じていました。

 人間関係で傷ついた過去があり、人と会うのが恐くて伝道活動はできない、皆と会うのは苦しくて嫌、誰とも話したくないと思っていました。

 いつしか私は笑わなくなり、もう教会をやめさせてほしいと思うこともありました。それでも教会を離れることができなかったのは、「罰が当たる」という思いからでした。

 そんな私の心のよりどころは、楽しいこと、うれしいことを考えながら、空想や妄想の世界に浸ることでした。
 教会のスタッフからは、「空想や妄想の世界に入り込まず、今を生きてほしい」と指導されるのですが、これをなくしては、本当の自分ではなくなってしまうと、かたくなに拒んでいました。

 2017年、教会で「自己牧会プログラム」の取り組みが始まりましたが、私はそれが嫌で仕方ありませんでした。なぜなら、自分自身と向き合わなければならないからです。私の中でふたをしてくぎを打ち、コンクリートで固めて奥に押し込めた思いを開けることが苦しかったのです。

 「私には良心がない。良心がないのでやってもムダ」ということを証明しようと、携帯電話やパソコンでオンラインの心理テストを受けるのですが、どのテストも「異常なし、あなたは正常」という診断でした。

 やがて、婦人部の皆が「自己牧会プログラム」を通して美しく輝くようになりました。それがまぶしくて、「ここにいられない」と思いました。
 しかしその一方で、うらやましいとも感じたのです。それで、義務感・使命感からではありましたが、私も「自己牧会プログラム」のワーク(祈り)に取り組むようになりました。

 初めて「私心をなくす」ワークを教えていただき、導きに従ってワークをしていた時のことです。

 「椅子に座って礼拝を聞いている私も、本当の自分とは何の関係もありません」という導きの言葉に、「え? ここにいる私は何?」と驚きました。アニメで、ロボットが壊れてシュルシュルシュルと煙を出しているみたいに、私の頭も煙を出し、「思考停止」「思考停止」と言っていました。

 その後、2回目のワークで、自分の頭を占領していた思考がドサーッと一気に落ちたのを感じました。分厚い壁が崩れ、心がすっきりしました。
 それからは、婦人部の皆と会いたい、教会に行きたい、皆は魂の家族だと心の底から思えるようになったのです。婦人部の皆からは、「笑顔が戻ったね」と言われました。

 ワークを実践し続けると、良心が発動しやすくなると感じます。良心との対話が根付くと、落ち込まなくなりました。自分の思いどおりにしようと、あれこれと手段や方法を考えることもなくなり、思考のぐるぐるにはまらなくなりました。
 そして、あんなに恐がっていた伝道活動にも挑戦するようになりました。親孝行したい、伝道できることがうれしい、楽しいというふうに気持ちが変化したのです。結果も委ねることができ、「なるようになる」と、いい意味で開き直ることができています。

 「自己牧会プログラム」に出合って、すごく救われました。人生の大転換です。私は今、幸福です。

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 次回は、「夫は本当はいい人だったをお届けします。


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